猫の体は、一日10時間以上眠る事が出来るほど負担がかかりにくい構造になっています。
負担がかかりにくい構造を持つ猫ですが、その身体を触ってみると、意外と凝り固まっていたりするんです・・・。
人と同じように、よく動かす首周りや肩甲骨のあたりが特に凝りやすくなっていますので、マッサージしてあげると猫も気持ち良くなってくれます。
マッサージでスキンシップができると、お留守番後のストレスの解消にもつながりますし、定期的にマッサージしてあげることで皮膚病や腫瘍の早期発見に繋がった例もあるようです。
マッサージのポイント
猫のマッサージは、力を入れすぎず優しく指や手のひらを使ってあげてください。
また皮膚が多い部分は指先で摘んであげたりするのも良いのですが、猫によっては嫌がる子もいるので、少しでも嫌がったらすぐにやめるようにしてくださいね。
頭、顔
顎の下や、頭を撫でてあげると気持ちよさそうにする猫も多いですが、猫の顔は敏感な部分なので、優しくマッサージしてあげましょう。
特に、頬の部分を軽く摘んであげると口まわりの筋肉がほぐれ、リラックス効果があります。
耳を触られるのは嫌がる子も多いですが、耳の後ろあたりであればゆっくり撫でてあげると気持ちよさそうです。
首回り
猫も人と同じように首まわりに疲労が溜まり、凝りやすくなっています。
マッサージをしてあげるときは首の付け根から肩甲骨にかけて指の腹で押してあげたり、皮膚を軽く摘んであげると凝りが解消し、猫もうっとり顔です!
背中
猫の背中、特に背骨の周りには神経がたくさん集中しているので、ほぐしてあげることでリラックスしてくれる猫が多いです。背骨を両側から挟んであげるように指先で押してあげると効率的ですよ。
普段のブラッシングの際に、猫用のブラシを使って背骨周囲を撫でてあげるのもオススメです。
猫の柔軟性は筋肉や骨格の柔らかさと言っても過言ではありませんので、とにかく優しく触ってあげてください。
強引なマッサージは逆効果
マッサージをしてあげようと思っても、猫が嫌がっているときは逆にストレスを与えてしまいますので、猫が構って欲しそうにしているときにしてあげるようにしましょう。
嫌がっているサイン
マッサージをしている最中、しっぽを床に打ち付けていたり、足に力が入っていたり、耳を伏せていたりする場合は猫が嫌がっているサインと思ってください。
- そもそもマッサージをしてほしくない
- そんな気分じゃない
- 急に触られて驚いた
などの理由が考えられますので、マッサージ開始前は急に手を出したりせず、リラックスしている時に声をかけてからにしてあげましょう。
何度もマッサージをしてあげていると徐々に猫が自分からおねだりしてくるようになりますので、専属の整体師になってあげてください!
猫ちゃんに「嫌がらせをされている」と思われてしまったら本末転倒です・・・。
まとめ
優しくマッサージしてあげることでストレスの解消にもなり、猫の気持ちよさそうな顔が見られれば飼い主さんも嬉しくなっちゃいますよね。
これからもマッサージでスキンシップを取り、愛猫と仲良く、楽しい暮らしができるようにしていきましょう!