近年、テレビ番組などの影響もあり、「保護猫」を家族に迎えたいと思う人が増えています。
そうは言っても、どこからお迎えしたらいいのか、どんな流れなのかとわからないことだらけではありませんか?
譲渡会などは広く周知されていますが、ほかにも方法はたくさんあり、野良猫のお迎えもその1つ。
そこで今回は、保護猫をお迎えする方法についてご紹介します。
これから保護猫をお迎えしたいと思っている人は、ぜひ自分に合った方法をみつけてみてくださいね!
保護猫をお迎えする前に!
保護猫をお迎えしたいと思うことは素晴らしいことですが、安易な気持ちでお迎えすることはできません。
住居が猫可物件であるか確認
現在の住居は、猫飼育可物件ですか?ペット可物件であっても、「犬はいいけど猫はダメ」という場所も少なくありません。
隠れて猫をお迎えしてしまうと、ばれたときに猫を手放すか退去するかと迫られるなどのトラブルになってしまうのできちんと確認しましょう。
家族の同意
家族の同意は取れていますか?保護猫をお迎えする上で、家族の同意は不可欠です。
家族の反対を押し切り強引にお迎えしたものの、結局のちのち手放さなければいけなくなった…ということも。お迎えは家族の同意を得てからにしましょう。
「命」を預かるという覚悟
最期まで責任を持ってお世話する覚悟はできていますか?猫は「物」ではなく「命」がある生きものです。
病気になることもあれば、介護が必要になることもあるかもしれません。お金もかかるし時間も取られる、ということをしっかり考えておきましょう。
保護猫に関わらず、足元を固めておかないと新しい家族にとってもあなたにとっても思わぬ悲劇を招いてしまう恐れがあります!
保護猫をお迎えする場所は?
保護猫をお迎えしようと思ったら、お迎えする場所は大きくわけて4つあります。
動物保護団体から
動物保護団体からお迎えする場合、動物保護団体の主催する譲渡会に参加したり、保護猫カフェでお見合いをします。
動物保護団体のHPをチェックすると、関連施設の紹介や譲渡会の場所や日時、事前予約の有無などの情報が日々更新されていますよ!
保健所や動物愛護センターから
保健所や動物愛護センターからお迎えする場合は、保健所や愛護センターに直接足を運んだり、愛護センターの譲渡会に参加することができます。
こちらもHPで里親募集をしている猫の状況や、譲渡会の情報を見ることができるようになっているので、直接足を運ぶ前に事前に情報収集をしておくようにしましょう。
動物保護団体との違いは、保健所も動物愛護センターも国が管理している施設ということです。保健所は各市町村に、動物愛護センターは各都道府県にあります。
里親募集サイトを利用する
保護猫をお迎えする場所に、里親募集サイトを利用する方法もあります。
インターネット上にはさまざまな里親募集サイトがあり、動物保護団体から個人までたくさんの猫の情報が載せられています。
また、動物病院によっては里親募集のチラシなどを貼りだしているところもあるので、問い合わせてみるのもいいでしょう。
野良猫をお迎えする
意外と見落としがちですが、野良猫を保護してお迎えするという方法もあります。
ふらっと迷い込んできた野良猫やいつも見かける野良猫など、身近な場所にいる野良猫を保護猫として家族にお迎えしている人はたくさんいますよ!
猫をお迎えしたいと考えてる方はぜひ情報収集から始めてみてください!
保護猫をお迎えするときの流れは?
保護猫をお迎えするために、どんな流れになっているのでしょうか。
譲渡会や保護猫カフェからお迎えの流れ
動物保護団体によって多少の違いはありますが、下記のような流れになります。
- 里親条件の確認
- 譲渡会やお見合いに参加
- 申し込み
- 面談
- 譲渡前の家庭訪問
- トライアル開始
- 譲渡費用の支払い
- 里親契約、正式譲渡
面談や家庭訪問などに抵抗がある人もいるかもしれませんが、それもすべて猫の幸せを願うため。快く協力しましょう。
保健所や動物愛護センターのお迎えの流れ
こちらも各自治体によって多少の違いはありますが、下記のような流れになります。
- 必要書類の提出
- 譲渡前調査(飼育場所の確認)
- 譲渡前講習会
- 希望する猫と面会
- 正式譲渡
※先住動物がいる場合、トライアルも可能
保健所からのお迎えは、譲渡前講習会がない場合もあります。動物保護団体のような面談はありませんが、おおまかな流れにそこまで変わりはありません。
野良猫をお迎えする場合
野良猫をお迎えする場合は下記の流れです。
- 野良猫の捕獲(保護)
- すぐに動物病院での検査・処置
- 飼い猫ではないか保健所や警察に確認
- 正式に家族の一員
野良猫の保護では、もしかしたら「迷い猫」ということも考えられるため、動物病院での検査時にマイクロチップが装着されているかの確認もしておきましょう。
いずれにしてもプロの方を間に入れるので、初めてお迎えするという方も安心ですよ!
まとめ|最期まで愛情を持ってお世話しよう!
今回は、保護猫のお迎え方法についてご紹介しました。
保護猫や野良猫は人の愛情を知らないことも多く、辛い経験をしてきたことも考えられます。
一度お迎えしてから「やっぱり飼えない」と手放すのは、せっかく永遠の家族をみつけられたと安心した猫に、また悲しい思いをさせることになります。
保護猫をお迎えする前によく考え、お迎えすることを決めたら「命」を預かっていることを忘れずに、最期まで愛情を持ってお世話しましょう。