大切な家族とは、できるだけ長く一緒にいたいものです。
猫の寿命は人間より短いと言われていますが、実際はどのくらい長く生きるものなのでしょうか?
今回は人間の年齢に換算した猫の年齢、猫の平均寿命や長生きしやすい環境などについてご紹介します。
猫の寿命は環境による影響が大きい
猫も人間と同じように、生活環境によって健康状態や寿命は変わってくるものです。
医療の進歩、良質な睡眠・食事・運動、ストレスを抱え込まないことなど、猫が健康であるために必要なことが段々とわかってきました。
その結果、猫の寿命は少しずつ延びてきているのが現状です。
これを踏まえて、猫の平均寿命や長生きしやすい環境について詳しく調査していきます。
医療や食品など、人間の発展によって猫の寿命が延びるという嬉しい発見です!
猫の平均寿命 室内飼い・外飼い・雌雄別
令和2年最新データの猫の寿命は、15.45歳です。(一般社団法人ペットフード協会「令和2年全国犬猫飼育実績調査」)
それでは猫の平均寿命を、環境や種別、雌雄別でそれぞれ見ていきましょう。
室内飼い・外飼いの猫の平均寿命
まずは、室内のみで飼育する場合と室内外を行き来する場合の平均寿命を比べます。
室内飼いの猫 | 16.13歳 |
外飼いの猫 | 13.57歳 |
室内飼いと外飼いの猫では、室内飼いの猫の方が長生きする傾向があるようです。
外で過ごす猫は、交通事故や病気の感染、ケガのリスクが高いことが予想されます。
猫の種別による平均寿命
次は猫の品種によって平均寿命を比べます。
猫の品種 | 平均寿命 |
---|---|
混血種 | 14.3歳 |
スコティッシュ・フォールド | 13.4歳 |
アメリカン・ショートヘア | 13.5歳 |
日本猫 | 14.3歳 |
マンチカン | 11.2歳 |
ロシアンブルー | 13.1歳 |
ノルウェージャン・フォレスト・キャット | 12.6歳 |
ペルシャ | 13.9歳 |
メイン・クーン | 12.5歳 |
ラグドール | 13.5歳 |
混血種の猫は身体が丈夫であり、その理由として様々な血が混ざることで免疫力が高まると言われています。
また短毛種と長毛種では、短毛種の方が若干長生きする傾向があります。
古くから日本で生息する猫は短毛種が多く気候や環境に適していること、長毛種は毛が長いために毛球症にかかりやすいことなどが考えられます。
猫の性別による平均寿命
次は猫の性別による平均寿命です。
オス猫 | 13.7歳 |
メス猫 | 14.2歳 |
人間の平均寿命は女性の方が長い傾向にあります。
猫の場合も雌雄を比べると、若干メス猫の方が長生きする傾向にあるようです。
飼育環境、品種、性別によってかなりの差がありますね。
猫の年齢 人間に換算すると何歳?
今度は猫の年齢を人間の年齢に換算して見てみましょう。
猫の年齢 | 人間の年齢換算 |
---|---|
1ヶ月 | 4歳 |
2ヶ月 | 8歳 |
3ヶ月 | 10歳 |
6ヶ月 | 14歳 |
9ヶ月 | 16歳 |
1年 | 18歳 |
1年半 | 20歳 |
2年 | 24歳 |
3年 | 28歳 |
4年 | 32歳 |
5年 | 36歳 |
6年 | 40歳 |
7年 | 44歳 |
8年 | 48歳 |
9年 | 52歳 |
10年 | 56歳 |
11年 | 60歳 |
12年 | 64歳 |
13年 | 68歳 |
14年 | 72歳 |
15年 | 76歳 |
16年 | 80歳 |
17年 | 84歳 |
18年 | 88歳 |
19年 | 92歳 |
20年 | 96歳 |
品種や生活環境などにより個体差があるので、あくまで目安となります。
特に最初の1年の成長速度は早く、1年半を過ぎてからは、1年で4歳年をとる計算になります。
猫は生後半年間が子猫期、7ヶ月~2歳が青少年期、3~6歳が成猫期、7~10歳は中年期、11歳くらいからはシニア期となります。
年齢は目安でしかありませんが、猫の成長に合わせて飼育環境も変えていくのがおすすめです。
日本では四季が変わる毎に猫ちゃんが1歳年を取る計算になりますね!
まとめ|猫の寿命をできる限り延ばすためにできること
猫は人間の4~5倍のスピードで成長する動物です。
成長の早さは違っても、同じときを生きる大切な家族。
猫の健康について飼い主としてしっかり考え、食事や運動、ストレスの軽減など、生活環境を整え、できる限り長い時間一緒にいられるように配慮してあげましょう。