愛猫の体重は適正体重ですか?
キャットフードのパッケージに書かれてる給与量を与えているから、ダイエットフードを与えているから大丈夫…というのは危険です。
猫の種類や体型、骨格などによって適正体重は異なり、中には太りすぎはいけないからとご飯の量が少なくて痩せすぎになっている猫もいます。
痩せているならいいかと言えばそうではなく、太りすぎでも痩せすぎても猫の体にさまざまな悪影響が!
そこで今回は、猫の太りすぎや痩せすぎのリスクについてご紹介します。
猫が太りすぎているリスク
- 脂肪肝や肝硬変になりやすくなる
- 糖尿病になりやすくなる
- 心臓病になりやすくなる
- 呼吸器系に負担がかかる
- 関節に負担がかかる
- 思うように動けないストレス
猫が太りすぎていることで、さまざまな病気のリスクが高くなります。
また、病気になっても太りすぎているために治療法が限られてしまうことも。
ぽっちゃりした猫はかわいいとダイエットをさせない飼い主さんもいるようですが、猫の太りすぎはリスクしかないため注意してください。
猫が痩せすぎているリスク
- 免疫力の低下
- 体力の低下
- 栄養失調
- 肝機能の低下
猫が痩せすぎることで、免疫力の低下や体力の低下が起こります。
病気になりやすくなるリスクが高くなるだけでなく、病気になっても体力がないため治療が長引いてしまうというリスクも。
栄養失調になってしまうと命に係わる場合もあるため、痩せすぎにも十分に注意してください。
愛猫の適正体重を知るには?
猫の適正体重は、その猫によって異なります。
ネットで検索すると猫種によって平均体重や理想体重なども出てきますが、それはあくまでも一般的な猫の体重であって、愛猫には当てはまらないことを覚えておきましょう。
その上で、愛猫の適正体重を知るために2つのステップがあります。
BCSをチェック
愛猫の適正体重を知るには、まず愛猫の体型を知ることが大切です。
猫の体型チェックにはBCS(ボディ・コンディションスコア)を使用します。
体型 | 特徴 |
---|---|
BCS1 【痩せ過ぎ】 | ・あばら骨、背骨、腰の骨といった骨が浮き出ている ・腰のくびれが目立つ ・肉付きがない |
BCS2 【痩せ気味】 | ・触るとあばら骨、背骨、腰の骨といった骨がよく分かる ・腰のくびれが明らかにある ・少し肉付きが感じられる |
BCS3 【理想】 | ・触るとあばら骨、背骨、腰の骨といった骨が分かる ・腰のくびれがなだらか ・過剰な肉付きがない |
BCS4 【太り気味】 | ・触ってもあばら骨、背骨、腰の骨といった骨が分かりにくい ・腰のくびれがほとんどない ・脂肪がついているのが分かる |
BCA5 【太り過ぎ】 | ・触ってもあばら骨、背骨、腰の骨といった骨が分からない ・腰のくびれがない ・全体に脂肪がつき腹部の垂れ下がりがある |
もし自分で触っても愛猫が現在BCSのどこに位置するかわからない場合は、獣医師にチェックしてもらい、チェックの仕方も教わっておきましょう。
定期的な体重測定
愛猫の体重測定は週に1回行うことが理想ですが、難しい場合は2週間に1回は最低でも体重測定をしてください。
飼い主さんが愛猫を抱っこして体重計に乗り、その後に飼い主さんだけが体重計に乗ることで愛猫の体重を知ることができます。
まとめ|猫の太りすぎや痩せすぎには注意して
今回は、猫の太りすぎや痩せすぎのリスクについてご紹介しました。
最近は猫に対する飼い主さんの健康意識も高まり、太りすぎの猫は少なくなりました。しかし、逆に瘦せすぎな猫が増えているのも事実。
太りすぎにも瘦せすぎにもリスクがあり、愛猫の健康を考えるのならば愛猫の適正体重を知り、食事管理や運動などでキープさせてあげることが大切です。
愛猫が太りすぎや痩せすぎとならないよう、定期的に体重測定や体型チェックをしてあげてくださいね。