市販でも購入できるノミ・ダニ予防薬ですが、安全性を気にしている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
せっかく猫のために使用するのに、使用することで猫の健康を害したら何の意味もありませんよね。
そこで今回は、猫のノミ・ダニ予防薬についてご紹介します。
そもそも予防薬ではないので注意!
猫のノミ・ダニの予防薬、実は寄生虫駆除薬であることをご存知ですか?
殺虫成分が猫の体内に入り、血流に乗ってぐるぐると回る…そう考えるとますます不安になりますが、ノミやマダニに寄生される影響のほうが大きいため、安全性を考慮された上で製造されています。
動物病院で処方されるよりも市販の駆除薬の方が安価であったり、ネットの個人輸入サイトで購入したほうが安く手に入れることができますが、殺虫成分を猫の体内に入れることを考えたら、きちんと動物病院を受診して処方してもらったほうが安心と言えるでしょう。
猫のノミ・ダニ駆除薬の種類
では、猫のノミやマダニ駆除薬にはどのような種類があるのでしょうか。
スポットタイプ
猫の首の後ろ側に薬を垂らすスポットタイプは、駆除薬によって効果が現われる時間に違いはありますが24時間~72時間で猫に寄生したノミやマダニを駆除してくれます。
猫の口が届かない場所に投与するため、猫が口にする心配はありません。しかし、駆除薬を投与してから完全に乾くまでは、猫の投与部位に触らないようにする必要があります。
また、駆除薬によってお風呂に入れられるようになるまでの期間も異なるため、しっかり確認するようにしましょう。効果は1ヶ月間持続します。
飲み薬タイプ
おやつのように猫に食べてもらうタイプの駆除薬もあります。こちらは6時間~12時間ほどで100%のノミとマダニを駆除してくれます。
こちらも効果は1ヶ月間持続してくれるものがほとんどですが、好き嫌いが激しい猫では食べてくれないこともあるため注意が必要です。
猫のノミ・ダニ駆除薬は安全?
殺虫成分を猫の体内に入れるということですから、気になるのはその安全性ではないでしょうか。
副作用がある猫も
ノミ・ダニ駆除薬を使用して副作用のない猫もいますが、猫によっては皮膚疾患、嘔吐、下痢、興奮やふらつきなどの副作用が出る場合も。
これは市販の駆除薬でも動物病院から処方された駆除薬でも見られる副作用なので、副作用と思える症状が出た場合は、動物病院を受診するようにしてください。
猫の体にかかる負担を考え、安全性に考慮して製造されているとはいえ、猫の体質によっては合わないこともあるということを覚えておきましょう。
猫にノミ・ダニ駆除薬を使用する際に気をつけることは?
猫にノミ・ダニ駆除薬を使用するときは、猫の体調を確認してから使用しましょう。
また、猫の体重によって使用する量も異なるため、できれば動物病院で処方してもらったほうが安心です。
まとめ|猫のノミ・ダニ駆除薬は正しく使用しよう
今回は、猫のノミ・ダニ駆除薬についてご紹介しました。
ノミやマダニの予防は、猫のためにも飼い主さんのためにも大切なことです。猫のノミ・ダニ対策にはさまざまな予防法がありますが、残念ながら駆除薬を使用するほどの効果は期待できません。
猫を守るためにもノミ・ダニ駆除薬は正しく使用しましょう。