猫の問題行動には理由がある?考えられる原因や対処法

猫の問題行動に頭を抱える飼い主さんは多いでしょう。

何を問題行動とするかは飼い主さんによって異なりますが、ただ叱っているのであればそれはちょっと待って!

猫の問題行動には猫なりの理由があるのかもしれません。

そこで今回は、猫の問題行動の考えられる原因や対処法をご紹介します。

目次

猫の問題行動は正常な行動

そもそも、猫の問題行動というのは人間にとって都合の悪い行動というだけであって、猫にとっては正常な行動です。

猫の習性を問題行動としてやめさせたり叱るのは、猫にとって逆効果。ストレスとなって問題行動を助長してしまうことになるため、注意が必要です。

猫にとって正常な行動とはいえ、猫が問題行動をするのは何らかの理由が隠れていることも多々あるため、猫を叱る前になぜ問題行動をするのか考えてあげましょう。

猫の問題行動の原因は?

では、猫の問題行動の原因はどんなことが考えられるのでしょうか。

ストレス

猫に余計なストレスを与えていませんか?

猫が問題行動をする原因がストレスであることは多いです。猫がすごす場所の環境や適度な刺激、運動量や食事の量は適切かどうかなど、猫が必要とする環境が整っていないのかもしれません。

病気

それは本当に問題行動ですか?猫の問題行動だと思ったことが、病気のサインであることも

猫は体調が悪いといつもと違った行動を取ることがあり、病気によっては攻撃的になったり大きな声で鳴き続けたりします。

発情期

発情期ではありませんか?猫に避妊や去勢手術をしていても、発情期がくることはあります。

猫が発情期の間は、鳴いたり攻撃的になったりスプレーしたりと、問題行動とも思える行動を見せることも少なくありません。

猫の問題行動の対処法

猫が問題行動をしたときは、どう対処すればいいのでしょうか。

絶対に叱らない

猫の問題行動は叱ってはいけません。しつけが必要なことはしつけをし、見守るところは見守ります。

叱ることは何の問題解決にもならないどころか、余計に猫にストレスを抱えさせてしまうことになるので注意しましょう。

原因を取り除く

猫の問題行動がストレスからなのか病気からなのかを見極め、その原因となるものを取り除いてあげましょう。

引っ掻くや噛むといった問題行動は、力加減ややめ時を教えてあげることが大切です。
子猫の時期にしつけがきちんとできていなかったり、社会化不足で猫が相手にどう接していいかわかっていないということもあります。

獣医師に相談

猫の問題行動の原因がわからない、原因を取り除いてもやめないといった場合は、獣医師に相談してみましょう。

動物病院は猫が病気のときだけしか行ってはいけないと思う飼い主さんも多いですが、猫の問題行動の相談も立派な診療です。

自分では気づかなかった飼い主さん自身の問題行動や、猫の問題行動についてのアドバイスをもらうことができるでしょう。

また、獣医師に相談することで猫の病気が早期に発見されるかもしれません。

まとめ|猫の問題行動には必ず理由がある

猫の問題行動には、必ず何らかの理由や原因があります。

ついつい叱りたくなってしまう気持ちもわかりますが、そこはグッと我慢!猫には猫の生き方があり、それを人間がどうこうすることはできません。

もちろん、猫にやってはいけないことや人間との付き合い方を教えてあげることも大切ですが、なぜ猫が問題行動をするのかを猫の立場で考え、原因となるものを取り除いてあげましょう。

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