猫が毛布や布団などの柔らかいもので、前足を交互に動かしふみふみする姿はとっても可愛らしいですね。
しかし、ふみふみをしない猫もおり、ふみふみをしているのはストレスからではないのかと心配している飼い主さんもいるでしょう。
猫はどうしてふみふみをするのでしょうか?今回は、猫のふみふみについてご紹介します。
猫がふみふみする理由
猫がふみふみする理由は、子猫のときの名残りです。お母さんのお腹の感触を思い出し、その感触に似た場所でふみふみします。
基本的に甘えているときやリラックスしているときの行動ですが、自分の気持ちを落ち着けるために行うこともあります。
しかし、猫によっては成長と共にふみふみをしなくなったり、人前ではふみふみをしない、まったくふみふみをしないということも。
猫がふみふみをしても、ふみふみをしなくても心配をすることはありません。
猫のウールサッキングには注意!
猫がふみふみしているだけなら問題はありませんが、ふみふみと共に毛布などをかじったり吸ったりしているときはストレスを発散させるために行っており、ウールサッキングと呼ばれます。
猫が口にしてしまうもの
猫がふみふみしながら口にしてしまうものは、毛布やタオルといった柔らかい布類だけでなく、紙類やビニール類、プラスチック類などさまざまです。
ウールサッキングをするとどうなる?
猫のウールサッキングは心の病が原因と考えられており、ストレスや欲求不満でも見られる行動です。
かじったりちゅぱちゅぱ吸っているだけならまだ危険性も低いですが、食べてしまうと消化できずに腸に詰まって緊急手術が必要になることもあるため、注意が必要です。
猫のウールサッキングに予防法はある?
ウールサッキングを予防するためには、猫がなるべくストレスを抱えない環境を作ってあげることです。
猫によって何がストレスかは異なりますが、一緒に遊ぶ時間の見直しや、運動不足の解消、ごはんの量の見直しなど、見直すところはたくさんあります。
また、すでにウールサッキングが見られる猫では、さまざまな環境の見直しと共にかじってしまうようなものは片付けておきましょう。
すでにウールサッキングが見られる場合は動物病院の受診も忘れずに
猫にウールサッキングが見られる場合では、ストレスを軽減するだけでなく、獣医師に相談するようにしましょう。
ストレスだと思っていたら身体的な病気が原因だったということや、心の病が原因だったということもあり、猫に適切な治療を受けさせてあげる必要があります。
どちらにしてもウールサッキングをそのままにしておくのは猫にとって好ましいことではないため、一度動物病院を受診してください。
まとめ|猫のふみふみはかわいいけれどウールサッキングは対処しよう
今回は、猫のふみふみの理由やウールサッキングについてご紹介しました。
ふみふみ自体は何の問題もなく、ふみふみをする猫にとっては必要な行動です。無理にやめさせることはストレスとなってしまうため、そのまま見守ってあげましょう。
また、ウールサッキングは一見可愛らしい行動に見えますが、猫が問題を抱えているときに見られる行動のため、きちんと対処してくださいね。