猫は私たち人間と同じようにストレスを感じます。
引っ越しをしたり新しくペットが増えたりなど環境の変化が大きな要因ですがストレスの原因は様々です。
猫の様子がいつもとちょっと違うなと思ったことはありませんか?
そんな時は猫がストレスを感じていて、早く気づいて!とサインを出しているのかもしれません。
それSOSかも?猫が出す8つのストレスサイン
ここでは、猫が発信するいろいろなストレスサインをご紹介します。
1.トイレ以外で排泄をする
いつもは決められたトイレで排泄をするのに、ストレスを感じているときにはトイレ以外で排泄をすることがあります。
しつけられた猫は、本来決められた場所で排泄をするものです。そんな飼い猫がトイレ以外で排泄をするのは強いストレスを感じているサインです。
また、マーキングも正常な行動なのですが、異常なスプレー行為(おしっこによるマーキング)はストレスのサインともいえます。
2.過剰なグルーミングをする
グルーミングは自分の体を清潔にする時や気持ちを落ち着かせる時に行う正常な行為ですが、何時間もお腹や手足などをずっとなめ続けている時はストレスを感じています。
毛が抜けるほどなめ続けたり、手足や尻尾を血が出るほど噛み続けたりする自傷行為に発展することもありますので、早めの対策がおすすめです。
3.いつもと違う場所で爪とぎをする
猫は爪のケアのためやマーキングのために爪とぎをしますが、いつもと違った場所で爪とぎをする場合はストレスを感じているといっていいでしょう。
環境が変わったり新しい猫が仲間入りした時などに多く見られるストレスサインです。
4.一日中眠っている
いつも寝ている印象がある猫ですが、長時間眠ったまま起きてこなかったり一日中眠っていたりするときは要注意です。
猫は一日の多くを寝て過ごすため分かりにくいのですが、普段から起きている時間を把握しておくといいでしょう。
また、どこかに引きこもったまま出てこない場合もストレスを感じている可能性があります。
5.食欲不振になる
猫も人間と同じようにストレスを感じると食欲不振になります。
いつもは喜んで食べているキャットフードを全く食べなくなったり量が少なくなったりすることがあります。
一時的な場合は心配ありませんが、長く続くような場合はストレスのサインと考えましょう。
体調不良と区別がつきにくいですが、いづれにしても何らかの異常が起こっています。
6.下痢や嘔吐が続く
ストレスが胃腸の働きに影響するのは人間も猫も同じようです。
ストレスによる下痢や嘔吐の場合は胃腸が弱っていることが原因ですので、症状が長く続くことが特徴です。
猫によっては下痢とは反対に便秘になることもありますので注意して見てあげましょう。
7.攻撃的になる
猫は本来おとなしい動物なのですが、急に噛みついたり威嚇したり攻撃的になることがあります。
ストレスが溜まると転嫁行動として噛みつきや引っかきなどの行為が現れます。分かりやすく言えば八つ当たり行動です。
普段おとなしい猫が豹変するので分かりやすいサインです。
8.突然走り回ったり大声で鳴く
誰かが来るとか大きな音がするとか格段の変化がないにも関わらず、急に走り回ったり鳴き出したりすることを真空行動といいます。
真空行動は夜中に見られることが多く、運動不足で有り余ったエネルギーを発散しています。
ストレスが解消されれば収まりますが、長く続くようであれば別のストレス原因を考えなければなりません。
些細な事でも「いつもと違うな」と感じたらストレス解消ができるようにしましょう。そのためには普段の猫の様子を細かく知る必要があります!
まとめ|ストレスサインを見逃さないために、普段から観察を!
猫にとってストレスは体調不良や病気につながることがあります。また、重い病気が隠されている可能性もあります。
そのため、猫が発信しているストレスのサインにいち早く気づいてあげることが大切です。
わずかな変化を見逃さないためにも、普段から猫の様子を良く観察しておきましょう。