猫を飼いはじめたばかりの人は、グッズや設備を色々と揃える必要がありますよね・・・。
食器やフード、ケージやキャリーケース、猫が快適に過ごせるためのグッズは本当に様々です。
その中でも特に購入時期を迷う商品がキャットタワーではないでしょうか?
上下運動や高いところが大好きな習性を持つ猫ちゃんにとっては、ストレス解消にもってこいのキャットタワー。
高いところから颯爽と飛び降りたり、ぴょんと飛び乗ったり、飼い主さんも猫の魅力を間近で楽しめる商品です!
そんな猫と飼い主さんに必須なアイテムであるキャットタワーは、どのタイミングで購入したら良いの・・・?
気になる疑問を解消するべく、キャットタワーの選び方、メリット・デメリットともにまとめました!
キャットタワーの購入時期
まずはキャットタワーの購入時期についてです。
猫ちゃんをお家にお迎えしてからを基準に書きましたが、既におうちに猫ちゃんがいる場合はすぐに購入の計画を立てても全く問題ありません!
キャットタワーは猫がお家に慣れてから
猫はかなり繊細な動物ですので、新しい環境に行くだけでも猫にとっては大変なことです。
そんな時にキャットタワーがあっても遊ぶ余裕はなく、「慣れないといけない対象」が増えてしまう事に他なりません。
新しいおうちに猫をお迎えしたら、まずは猫がお家の雰囲気や人が居る空間に慣れて貰いましょう。
猫の性格にもよりますが、具体的な期間は大体半月~3か月程あれば大半の場所に慣れ、どんどん遊びたい猫になっていきますので、この頃がキャットタワー導入の目安となります。
猫の慣らし方・慣れている状態
猫の慣らし方と、慣れている状態とはどのようなものかを簡単にまとめました。
前述したとおり、猫の性格によるところも大きいのであせらずゆっくり慣れてもらいましょう!
- 猫が周りの環境に慣れるまでケージから出さない。
- ケージから出して目の届く範囲で猫のテリトリーを広げる。
- 猫の身体に触ってコミュニケーションを取る。
- 抱き上げても嫌がらない。(飼い主に慣れている状態)
- 部屋の中でも安心して寛げる。(環境に慣れている状態)
お迎えしたての猫が周りの環境に慣れるまでの間は無闇にケージの外に出さず「ここは落ち着ける場所」と認識してくれるまでそっとしておき、猫が部屋に慣れてきたら少しずつケージから出して目の届く範囲で猫のテリトリーを広げてください。
慣れていないうちは・・・。
高さのあるところ(タンスやチェストの上、テレビなど)は落下の危険があるので注意です。
また、本能的に身の安全を確保するために狭いところに入り込もうとするので、猫の居場所は必ず把握してください。思いもよらない事故や怪我につながる恐れがあります。
抱きあげられるくらいになると「この人は信頼できる人だ!」と猫が認識してくれていますので、飼い主さんに慣れたと解釈しても良い頃です!
引き続き猫の身体をいっぱい触ってマッサージしたり、おもちゃで遊んだり積極的にコミュニケーションを取りましょう。
部屋に慣れた事の目安としては高いところに登り、テリトリーを増やしたがる行動が見られます。
上に飛び上がったりする動きが活発になってきたら、お部屋に慣れたと解釈しても差し支えありませんので、キャットタワーの購入を検討しましょう。
猫が慣れてきた頃は、猫とのコミュニケーションをとる事がより楽しくなってくる頃ですよね。キャットタワーでその楽しさが倍増しますので、ご自宅のタワーで遊ぶ「うちの子」を想像してみてください・・・!
キャットタワーのメリット・デメリット
猫がお家に慣れ、喜びもひとしおに猫との生活を楽しんでいらっしゃると思います(笑)
その生活にキャットタワーがあれば、猫ちゃんも飼い主さんもより素敵な生活を送れる事は間違いありません!
あなたと猫ちゃんのより素敵な生活のために、まずはキャットタワーのメリットとデメリットを確認してみましょう。
キャットタワーのメリット
- 猫のストレスを解消
- 猫の運動不足を解消
- 猫と飼い主さんが同じ視点でコミュニケーションできる
キャットタワーのメリットは、猫のメリットが主な内容になっています。
中でもストレス解消は様々な病気の原因を抑制してくれるものですので、キャットタワー設置のメリットは長寿の秘訣とも言えるでしょう。
猫のストレスを解消
キャットタワー程、猫の習性にピッタリなおもちゃは存在しません。
猫は以下の4つの理由から高い所が大好きです。
- 周りが見渡せるので外敵からの安全が確保ができるから
- 獲物を視認し、優位性を保てるから
- ノミやダニなどの心配が少ないから
- 飼い主さんの顔をよく見られるから
とても合理的な理由で高いところが大好きな猫ですが、逆に言えば「高いところがないと安心できない動物」でもあります。
キャットタワーがひとつあれば、爪のケアやマーキングに必要不可欠な爪とぎもできますし、まさに猫にとってストレスフリーな環境が実現できます。
猫の運動不足を解消
キャットタワーが一つあるだけで、猫の世界は広がります!
二足歩行である人間向けに設計されている一般の部屋では、階段や収納スペースなどに段差はあっても中層域に足場があるケースは非常に稀です。
キャットタワーを設置すれば猫にとっての2階、3階…を容易に作る事ができますので、狭めのお部屋でも上下でたくさん運動できる面積が増えます。
だから猫の運動不足解消にもピッタリなんです!
たくさん動くとお腹が空く事は言うまでもなく、食欲不振の防止や肥満防止にも大活躍してくれます。
猫と飼い主さんが同じ視点でコミュニケーションできる
キャットタワーは猫とのコミュニケーションの場所としても使えます!
猫がキャットタワーで遊んでいるときに顔の近くでおやつをあげると、飼い主の顔が大好きに・・・。
天板を飼い主さんの顔の高さあたりにセットすると、タイミングを見て甘えてくるようになっちゃいます!
キャットタワーを設置するまで味わえなかった猫と同じ視点でのデレ期・・・ぜひ試してみて「うちの子」の可愛さに悶えてください。
キャットタワーのデメリット
- 部屋が狭くなる
- しっかり設置しないと安定性に欠く
一方で、キャットタワーのデメリットは、飼い主さんのデメリットが主な内容になっています。
猫の活動スペースを増やす分、飼い主さんのスペースが減ってしまう事や地震などの有事に対応しなければなりません。
部屋が狭くなる
キャットタワーをインターネットで注文して、届いた商品が予想以上に大きく、生活スペースが減りました。
結局、キャットタワーに合わせた部屋に引越しをすることで、猫との生活をより楽しんでいます。
知人の中にはキャットタワーに併せて引っ越しをした例もありました。
キャットタワー自体にはとても満足していましたが、寸法を誤ってしまった事が災いだったとのこと。
最近では狭めの部屋でも設置できるキャットタワーが販売されていますが、その上で猫が遊ぶ空間を考えた商品選びが大事ですね。
安定性に欠く
なにより気をつけなければいけないのは、キャットタワー全体の安定性です。
猫が激しく遊んだ際に倒れたケースや、地震が来た時に倒れそうになったケースが頻発しています。
突っ張り棒やヒモなどで部屋自体に固定することにより対策が可能ですので、キャットタワーを導入した際には「部屋への固定」を忘れずに実施しましょう。
また、キャットタワー自身の土台やねじのゆるみ、天板のゆがみや傾きなどを定期的にチェックするとより安定した運用ができます。
費用がかかる事もデメリットではありますが、キャットタワーが無い場合に増える通院費の事を考えると・・・。お金の事だけではなく、疾患やストレスを患うと一番辛いのは猫という事も考えたいですね。
キャットタワーの選び方
キャットタワーには猫にとっては大きなメリットが、飼い主さんにとっては多少のデメリットがある事を確認したところで、キャットタワーの選び方を解説します!
キャットタワーの選び方ポイントは以下の3つ。
- 全体の大きさ
- 天板の大きさ
- 素材
どれもキャットタワーには欠かせない要素ですので、各項目を詳しく説明します。
キャットタワー全体の大きさ
デメリットでも確認したとおり、キャットタワーはけっこうな大きさです。
部屋の大きさ、設置場所、猫の活動空間も考慮して商品を選ぶ事がポイントです!
猫の大きさとデザイン、素材、置き場所などを考えると、なかなか難しい買い物ですよね・・・。
しかし、色々なお部屋に向けた商品が本当にたくさんありますので、あなたのお部屋と猫の大きさにマッチするキャットタワーもきっと見つかります!
飼い主さんと猫どちらの快適性も保証されるためには特に全体の大きさには妥協を許さず、粘り強くお部屋にマッチした商品を探してください!
素材
キャットタワーの素材は千差万別で、こちらも本当にいろいろあります。
パーツ別の素材例
土台・・・木製のものや金属製など
天板・・・木製のもの、段ボール素材、パイル地など
爪とぎ・・・段ボール素材、パイル地、綿縄、麻縄など
組み合わせは無限大ですが、選ぶ際のポイントは耐久性が良く、猫が怪我をしない素材を選ぶことです。
特に爪とぎは、猫の爪が引っかかってしまったり、猫の大きさに合っていないとタワー自体が転倒したりする危険性もあります。
また、キャットタワーの表面には、猫が好むフワフワの布が貼ってあることがあります。
この布の素材の劣化にも気を配らないと、猫が飛び乗った時に着地を誤ってすべり落ちてしまう例もあるようです。
通信販売などで直接触ることができない商品は使用している材質を見て、近くのホームセンターで実際に触れてみてください。
天板の大きさ
キャットタワーの花形である天板は猫にとっての快適空間ですので、寝転がってくつろげる大きさを確保しましょう!
かといって、部屋の空間に対して大きすぎるものを選んでもキャットタワー以外の場所が窮屈になりますので、一番大事な事はやはり部屋や猫ちゃんの大きさとのバランスです。
また、天板やハウス、爪とぎなどの交換パーツが別売販売している商品を選ぶと拡張性も良く、替えが利くので長く使うことができます。
素材や天板は猫の好みによっても換装できますが、キャットタワー全体の大きさは本当に替えが効きませんので、念入りに検討してください!
まとめ
キャットタワー導入は、猫がお家に慣れたころがおすすめです!
ほとんどの子は2~3か月で慣れ、家族とテリトリーを認識しますので、その間に居住スペースや猫の行動範囲を見て、猫が楽しめるキャットタワーを選んであげてください。
キャットタワーがあることで猫の生活範囲がぐっと広がり、運動不足やストレスを解消できます。
飼い主さんがキャットタワーを導入して猫と一緒の時間を更に楽しんで頂けますように・・・!