猫にシャンプーは必要?猫の習性で見るデメリット/汚れた時の対処法

猫は水が嫌いと聞くけど、身体が汚れている時はどうすればいいんだろう?

猫にシャンプーをして良いものか、迷っている人は多いのではないでしょうか。

トリミングの後、シャンプーでふわふわになって良い香りがする猫・・・確かに可愛らしいですよね。

でも、水が苦手な当の猫ちゃんはどう感じているでしょうか?

そして、猫にシャンプーは本当に必要でしょうか?

この記事では、猫にシャンプーが必要のない理由とデメリット、猫が汚れた時の対処法をまとめました。

目次

室内飼いの猫にシャンプーは必要ない

猫は自分の身体を清潔にして健康を保っているため、飼い主さんが思っている以上に清潔です。

特に室内飼いの猫は、シャンプーをしなければならないほど汚れる機会の方が稀と言えます。

猫の身体は不潔?

猫も定期的にシャンプーをしないと不潔になる、と感じてしまうのは人間に入浴の習慣があるからに他なりません。

猫のような毛皮のある小型動物は、一般的に水で身体を清潔にする習慣がなく、多くの場合は自身の手や口、砂などを使って体を清潔に保っています。

身体を綺麗にする際に使う猫の唾液が不潔と考えるかもしれませんが、猫の食事も衛生管理を徹底して製造されていますので、考えているほど不潔なものではありません。

猫はもともと狩りをする習性があります。そのため、獲物に臭いで察知されないように体臭が少ない動物です。

そんな特徴を持つ猫が室内で暮らしているなら、特にシャンプーをしなくても匂いが気になることも少ないと言えるでしょう。

身体を清潔に保つ猫の習性

猫は自身が持つ習性で身体を清潔に保っているため、シャンプーをしないことが原因で病気にはなりません。

普段猫がなんとはなしに行動していることには、身体を清潔に保つ秘訣が隠されていました。

グルーミング

猫の舌は糸状乳頭と呼ばれるザラザラとした突起があり、舌で全身をグルーミングします。

猫がグルーミングをする理由は大きく分けて以下の3つです。

  • ほこりや毛玉、汚れを綺麗にするため
  • ストレス解消(転嫁行動)
  • 気化熱による体温調節

グルーミングを行う事で身体についた大きな汚れを取り除くため、これによりある程度の清潔さを保つことができます。

また、ストレス解消や体温調節を兼ねる行動であるため、グルーミングを行う事で猫は自身の快適さを保てているとも言えるでしょう。

日光浴

とはいえ、猫の口の中にも莫大な数の細菌が棲息しているのは間違いありません。

そしておそらくそれを不潔と感じる飼い主さんも少なくはないでしょう。

こちらも猫によく見られる行動ですが、気持ちよさそうに日光浴をしている姿が窺えます。

日光浴をすると身体についた細菌や寄生虫を紫外線により消毒できるため、これにより身体を清潔に保っているわけです。

ただ暖かくて気持ち良いというだけじゃない・・・猫の神秘ですね!

猫にシャンプーをするデメリット

以下は、自由気ままに振る舞う猫が嫌いな3つのことです。

  • 長時間身体に触れられること
  • 身体を強く押さえられ、束縛されること
  • 水を浴びること

シャンプーをする事は、猫が嫌いな要素全てを兼ね揃えている行動ですので、猫にシャンプーをしようとするとパニックになって大暴れするほど嫌がります。

猫が嫌いな事でも、ワクチンの接種などは必要不可欠なことなので我慢してもらわなければなりません。

しかし、清潔な状態が保てているとわかったうえでシャンプーする事は本当に必要不可欠なことでしょうか?
ここでは、シャンプーをしたときの具体的なデメリットについてまとめました。

体温の低下

猫の祖先は砂漠地帯に棲んでいたため、昼夜の寒暖差が大きい地帯では濡れた体で夜を過ごすことは命に関わることでした。

そのため猫は本能的に水に濡れることを嫌っています。

また、猫の毛は羽毛に似た性質があり、一度濡れると乾くまでに時間がかかるので平熱38℃の体温はあっという間に低下します。

「じゃあ急いで乾かせばいいんじゃない?」と考えられますが、シャンプーをした後に「大きな音と熱風が出てくる機械」で身体を乾かされる恐怖は一度味わえば嫌でも忘れないでしょう。

猫がストレスを受け

大嫌いな水をかけられたり、長時間身体を固定されていると猫は大きなストレスを感じます。

猫は繊細な動物ですので、過度なグルーミングによる自傷やスプレー行為などの問題行為に発展したり、食欲不振により体力・免疫力が低下し、様々な病気のリスクが増える事が懸念されます。

猫の匂いがしなくなる

シャンプー後の香りには飼い主さんは満足するかもしれませんが、猫にとっては自分の匂いがしなくなるため、とても不安です。

自分以外の匂いを落とすために、過剰なグルーミングを行うことにもつながり大変危険です。

副作用より作用が有効である場合にしか「する意味がない」ため、猫のシャンプーは薬の処方と似ていますね!

猫の身体が汚れてしまった時の対処法

糖分や塩分がたくさん入った人間用の食事や、粘性のある液体が誤って猫に付着してしまった場合は、グルーミングをしてしまうと猫の身体によくなかったり、汚れが落としきれない事も・・・。

猫の身体が汚れてしまった時の対処法を紹介します。

蒸しタオルやお手入れシート

硬く絞ったタオルをレンジで温め、猫の身体についた汚れを拭いとってあげましょう。
大抵の汚れは湿り気と温度を伴う蒸しタオルで対処する事ができます。

また、猫に危険な薬剤不使用のシャンプーシートが市販されていますので、細菌などが気になる方はぜひ試してみてください。

アルコールや次亜塩素、香料などが含まれている人間用の汗拭きシートなどはくれぐれも使用しないように注意が必要です。

ブラッシング

猫が狭い隙間に入ったあとのほこりや、換毛期で大量に抜ける毛にはブラッシングがとても有効です。

微細なチリを含むほこりはアレルギーの原因となり、猫はもちろん、飼い主さんのアレルギー性鼻炎などが懸念されます。

また、換毛期には「猫がもう一匹できるんじゃないか」というほど毛が抜け、そのままにしておくとほこりの原因や、猫が飲み込む量が増え、吐き戻しの回数が増えてしまいがちです。

シャンプーより手軽ですし、猫にとっても気持ちのいい時間になりますので普段のお手入れはブラッシングに留めましょう。

ただし、猫にとって有害な物質(ユリ科の植物の水や花弁など)が付着してしまった場合などは躊躇わずにすぐにシャンプーをする判断も重要です。

まとめ|シャンプーは猫の負担を考えて!

猫にシャンプーをしてあげようかと考えた時には、飼い主さんの満足感ではなく猫のメリットを第一に考えましょう。

猫は水に濡れたり長い時間体に触られたりすることでとても大きなストレスを感じます。

汚れや匂いが気になるときには、できるだけ蒸しタオルやお手入れシートで対処するようにしてください!

猫が嫌がるのはもちろん、シャンプーをする事により飼い主さんが猫に嫌われちゃうのも悲しいです・・・。

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