「天竜材」の特徴・一般的な木材との違い

天竜キャットタワーの「天竜」って何?

天竜とは、キャットタワーに使っているこだわりの木材「天竜材」の事を指しているものです。

使われている木材を知って頂ければ、よりいっそう天竜キャットタワーの魅力も知って頂けるかと思います!

明らかに他のキャットタワーより強そうな名前の「天竜キャットタワー」ですが、おかげさまで「天竜」の意味を訊ねて頂く機会が増えましたので、今回はその素材である「天竜材」の特徴と魅力、歴史をまとめました。

目次

天竜材とは

天竜材は、静岡県浜松市で育つ「天竜スギ」「天竜ヒノキ」を加工した純日本産の木材です。

原産地の浜松は、健康な木の育成に欠かせない3つの要素がすべて揃っています。

  • 温暖な気候
  • 降雪量が少ない
  • 雨量が豊富

そのため、浜松で採れる「天竜スギ」や「天竜ヒノキ」は幹が曲がる事が少なく、太く、真っすぐ成長していく特長があります。

では、同じ日本国内で採れるスギやヒノキと比べて、何が違うのでしょうか?

スギとヒノキの特徴

違いを説明する前に、まずはスギとヒノキの特徴を確認してみましょう。

スギ・・・日本で一番多く植えられており、弾性のある木。その加工のしやすさからさまざまな用途で使用される木材。

ヒノキ・・・宮殿建設や神社仏閣など、古くからの建築物にも使われるほど高い耐久性のある木材。建材では最高品質とされる。

この特徴だけ見ると「ヒノキの方が優秀」と思うかもしれませんが、スギだって負けていません!

ヒノキの方が堅く、木目が詰まっているため虫害や水に強い特長があります。
スギはヒノキと比べて柔らかく耐水性は落ちますが、ヒノキよりも断熱性があるので「冬は暖かく、夏は涼しい」です。

一般的に土台などの構造材にはヒノキを、床や壁などにはスギ・・・といった用途・目的による使い分けが推奨されています。

風光明媚な日本は、地味に林業大国なんですよ!林業自給率は課題ではありますが、国際的に見ても上質な木材が採れるんです!

天竜材と一般的な木材の違い

左:天竜スギ材 右:天竜ヒノキ材

スギとヒノキの違いを知って頂いたところで、天竜材と一般的な木材の違いを説明します。

木材の堅さが段違い

木材の変形耐性を表す際には「ヤング係数」と呼ばれる係数が使われており、この数値が高いほど堅く、強度がある木材です。

日本の建築物に使われるスギ材はヤング係数がE70以上のものでなければならなく、一般的な木材のヤング係数はE75前後の堅さとなっています。

一方で静岡県林業技術センターの試験によると、天竜スギのヤング係数の平均数値はE91と驚異の数値がたたき出されました。

天竜スギは日本のスギ材の中でも他に類を見ない、トップクラスの強度があるスギ材なんです!

木材の艶が段違い

天竜材はスギ・ヒノキ共に一般的な木材よりも粘り気があり、切り出した時の艶は琥珀のようです。

この艶は木材に含まれる油分が一般的な木材と比べて高いことを示しています。

油分が多い木材は水はけが良く、汚れてもさっと拭き取れることから、高級飲食店のカウンターなどでも重宝されています。

また、油分が多い木材は、本革と同じように経年劣化による艶の変化も楽しめるため、家の建材として天竜材を使った方からは「インテリアいらず」との声も上がっている程の実力です・・・!

FSC認証材

 FSC認証とは、「適切な森林管理」を認証する世界的な森林保護の取り組みです。
森林面積比でのFSC認証率は全世界で約10%程、うち、日本の森林面積比における認証率は3.2%程度とまだまだ認証率が低いという課題を残しています。

そんな中、天竜キャットタワーで使う天竜材はFSC認証材の認定を受けた木材を使用しています。

これは他に類を見ないほど堅く美しい素材「天竜材」を扱っていますので、環境面でも安心して天竜キャットタワーをご利用頂きたいからに他なりません。

↑画像、スギ材の年輪の細かさを見てください!!ぎっしり均等に詰まってます!

天竜材の歴史

天竜材の特長は十分にご理解いただけたと思いますので、天竜材生まれた歴史を紹介します。

暴れ天竜川

天竜川は長野県から静岡県を経て太平洋に注ぐ一級河川です。
山からの支流が何本も合流し、天竜川自体にも勾配があるため、流れがとても急な川として知られていました。

まだダムが無かった程の昔、山間で雨が降ると天竜川が氾濫し、土砂を巻き込みながら周辺の地域を飲み込んでいく洪水被害が後を絶たず、当時の人はその様子を「暴れ天竜川」と称し、恐れていたことが伝えられています。

しかし、この暴れ天竜川こそ、後に天竜材が生まれるきっかけでした。

治水の実業家・金原明善(きんぱらめいぜん)

金原は明治時代の実業家で、自分の住む村を何度も暴れ天竜川に沈められた経験から、堤防の復旧工事に奔走していた人物です。

明治16年、自身が設立し、軌道に乗っていた堤防会社の治水事業を国に引き渡すと、金原は私財を投じて天竜川流域の山間部に植林事業を展開し始めました。

天竜川自体の治水は順調だったものの、山間で激しい雨が降ると地盤が崩れ、大量の土砂を含む水が下流に流れてくることには変わりなく、これを植林により治めようというわけです。

その時に植えられた292万本ものスギ・ヒノキの苗木こそが、今の天竜スギ・天竜ヒノキに他なりません。

現代でも愛され続ける天竜材

雨量が多い事は土砂災害の原因にもなっていましたが、金原の治水事業も功を奏し、現在では健康な木の生育に一躍買っています。
温暖な気候で降雪量が少ない事も相まり、木の生育には恵まれた環境になった浜松市。

2019年10月、浜松市では天竜材の丸太をラッピングしたバスが走るほど、天竜材は愛され続ける存在となりました。

日本という大きな括りで見ても、天竜美林は吉野・尾鷲と並び、日本三大人工美林のひとつに数えられ、愛されています。

連綿と繋がる日本の歴史が今を生きているんですね!

まとめ|天竜キャットタワーの天竜は「木材」のこと

天竜キャットタワーの天竜は、使われる木材の「天竜材」のことです。

天竜材は、油分が豊富で艶があり、日本屈指の強度を持ちますので長期間使用できます。

そのため天竜キャットタワーでは、台座と天板にホッとあたたかみのある天竜スギを使用、中板には耐久性・防水性の高い天竜ヒノキを使用していますので、お手入れが楽で猫も快適、かつ壊れにくい特徴がある製品です。

かつては水に溺れた浜松が現代に誇る日本屈指の木材「天竜材」についての紹介でした。

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