猫の去勢手術って何するの?費用や助成金について

猫の去勢手術を考えている飼い主さんは多いでしょう。

しかし、どんなことをするのか、費用はいくらかかるのかなど、実際に去勢手術をしなければわからないことも多く、なかなか手術に踏み切れない…なんてことも。

そこで今回は、猫の去勢手術についてご紹介します。

気になる費用や助成金についても調査しているので、猫の去勢手術の参考にしてください。

目次

猫の去勢手術って?

「去勢手術」という言葉はよく耳にしますが、そもそも去勢手術とは何をするのでしょうか。また、どんな流れとなるのかを見ていきましょう。

去勢手術の内容

オス猫の睾丸を「精巣」と呼び、その精巣を取り出す手術が去勢手術です。

皮膚を切開して摘出するだけなので、全身麻酔の時間を含めても20~25分程度

術後の傷口は縫合せずにそのままか、溶ける糸で縫合することがほとんどです。

去勢手術の流れ

去勢手術は予約が必要です。去勢手術で動物病院を利用する場合では以下のような流れになります。

  1. 手術前…身体検査・去勢手術の予約(場合によっては術前検査を行う)
  2. 手術当日…問診・前回の来院時に行っていなければ術前検査・手術
  3. 手術後…指定された時間にお迎え・退院

猫の去勢手術は全身麻酔が必要です。手術前に血液検査やレントゲン検査で猫の状態が全身麻酔をかけても問題がないかを調べる必要があり、術前検査は必ず受けなければいけません。

猫の去勢手術の費用は?

猫の去勢手術はペット保険の適用外です。とすると、一体どれくらいの費用がかかるのか気になるところですね。

ここでは、猫の去勢手術の費用を見ていきましょう。

動物病院によって異なる

猫の去勢手術にかかる費用の目安は10,000円~20,000円程度(麻酔込)です。ほかに、術前検査の10,000円前後が必要です。

動物病院は自由診療のため、その金額は病院によって異なります。

しかし、野良猫や地域猫を専門として去勢手術を行う病院もあり、0円~5,000円程度で受けられることも

飼い猫では利用することはできませんが、野良猫を保護したり地域猫のボランティアでお願いするときは、そういった動物病院を利用するといいでしょう。

入院時は費用が追加になる

猫の去勢手術の費用が低めに設定されているのは、日帰りであることがほとんどだからということもあります。

しかし、傷口の状態や全身麻酔の影響によっては、入院となることもあり、その際は1日5000円程度の入院代が必要になります。

助成金や支援金がもらえることも

猫の去勢手術に助成金がもらえることもあるというのをご存知ですか?野良猫や保護猫だけでなく、飼い猫を対象にしている場合もあります。

ここでは、猫の去勢手術に助成金を支給してくれる場所を見ていきましょう。

自治体

自分が住んでいる、もしくは勤務先の住所がある自治体で猫の去勢手術の助成金を支給してもらえることがあります。

野良猫だけが対象や飼い猫も対象だったり、金額も条件も自治体によって異なるため自治体のHPを確認する必要はありますが、対象であればぜひ利用しましょう。

獣医師会

各都道府県の獣医師会によっては、野良猫だけでなく飼い猫を対象にした助成金を支給してもらうことができます。

その獣医師会によって条件や金額は異なりますが、自治体の助成金と同時に受け取ることもできるので、住んでいる地域にある獣医師会のHPを確認してみてくださいね。

日本動物愛護協会

社団法人日本動物愛護協会であは、飼い主のいない野良猫に対して去勢手術費用の一部を助成してくれます。

予定金額に達してしまうと受付終了となってしまうため確実ではありませんが、野良猫の去勢手術をした人には5,000円が支給されます。

社団法人日本動物愛護協会へのリンクはこちら

まとめ|猫の去勢手術を考えよう!

今回は、猫の去勢手術の流れや、費用と助成金についてご紹介しました。

猫の去勢手術は、そこまで難しい手術ではなく短時間で終わるため、飼い主さんも安心なのではないでしょうか。

また、助成金の対象となれば、猫の去勢手術にかかる費用の負担を軽くすることもできますね。

猫の去勢手術には賛否両論ありますが、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。

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