猫の耳掃除ってどうしていますか?
猫は自分で体を舐めてお手入れするほどきれい好きですが、そんな猫でも自分の耳はどうすることもできません。
飼い主さんが変わって耳掃除をしてあげる必要があるのです。
そこで今回は、猫の耳のお手入れについてペット看護士の資格を持つ筆者がご紹介します。
猫の耳掃除が必要な理由
基本的に立ち耳の猫であればそこまで汚れることはなく、耳の状態が良好であれば耳掃除を頻繁にする必要はありません。
しかし、耳垢や汚れがあるときや、折れ耳の猫では外耳炎や耳ダニの予防のためにも耳掃除をしてあげる必要があります。
耳掃除の頻度は猫によって異なりますが、月に1~2回くらいを目安に行うといいでしょう。
猫の耳掃除の方法は?
耳掃除というと、綿棒や耳かきで耳の穴をグリグリ…と想像してしまいますが、猫の耳掃除の方法は人間と同じではありません。正しい猫の耳掃除の方法を覚えておいてくださいね。
猫の耳掃除の方法
■準備するもの
- コットンやガーゼ
- イヤーローションなど
- イヤーローションをつけたコットンやガーゼを指に巻き、猫の耳を軽く引っ張り中が見えるようにする
- 見えている部分の汚れを優しく拭き取る
猫の耳掃除はこれだけです。
耳の奥の方にゴミや耳垢が見えても猫は自分で頭を振って出すため、目に見える範囲だけのお手入れで十分です。
また、市販のイヤーローションを猫の耳に使用するのが心配な人は、アロマウォーターやフローラルウォーターの「ローズウォーター」や「ラベンダーウォーター」を使用するといいでしょう。
猫の耳掃除で注意すること
猫の耳掃除はそんなに難しいものではありませんが、注意することもあります。
触って痛がるようなら中断する
猫の耳掃除をしようとして触ったら痛がる場合、すでに外耳炎などの病気になっている可能性があります。
無理に耳掃除をするのではなく、痛がったら中断して早めに動物病院を受診するようにしてください。
綿棒は使用しない
綿棒で猫の耳掃除をする飼い主さんも少なくありませんが、猫が動いて耳の奥に刺さってしまったり、余計に汚れを奥に押し込んでしまうこともあるため、綿棒は使用しないでください。
猫の耳の奥に気になる汚れがある場合や臭いがある場合は、自分でするのではなく動物病院で耳掃除をしてもらいましょう。
イヤークリーナーを使用するときは獣医師に相談する
猫の耳のお手入れ用品としてイヤークリーナー(耳洗浄液)が販売されています。猫の耳の中に洗浄液を入れて、耳をクチュクチュと揉むだけで耳掃除ができる便利なものです。
しかし、猫の耳に傷やできものなどがあった場合や、うまく頭を振って液体が出ずに耳の中に溜まってしまう猫もいるため、イヤークリーナーを使用するときは獣医師に相談してからにしましょう。
まとめ|定期的に猫の耳のお手入れをしてあげよう!
今回は、猫の耳のお手入れについてご紹介しました。
猫の耳はとてもデリケートなため、猫の耳掃除をするときは優しく傷つけないように行ってくださいね。
もし自分で耳掃除をするのが不安であれば、動物病院でしてもらうこともできます。
猫の耳の健康を保つためにも、定期的に耳のチェックと耳掃除をしてあげましょう。