猫の顔を見ていて目にゴミが入っているのを見つけたら、取ってあげたくなりませんか?でも、どう取ればいいかわからずに悩む飼い主さんも多いでしょう。
猫はそんなに気にしていないようですが、見ている方からしたら気になって仕方がありませんね。
そこで今回は、猫の目にゴミが入っているのを見つけたときの対処法をご紹介します。
猫の目にゴミを見つけたら
人間の目にゴミが入ってしまうと、ゴロゴロしたり痛みで何としても取り除きたいものですが、猫の目にゴミが入っていても猫がそこまで気にしていないのは、痛みに鈍感だからです。
また、猫の涙は人間の涙と役割が少し異なり、猫の涙は眼球を保護するために膜を作るようなものなので、猫は涙によってゴミを排出することができます。
猫が目を気にしていなかったり、目が充血していることがなければ、基本的にはそのままにしておいて大丈夫です。
しかし、猫が目を気にする仕草がみられたり、目が充血している場合では、動物病院を受診してください。
猫の目はとてもデリケートで、無理にゴミを取ろうとして眼球に傷をつけてしまうと、感染症や炎症を起こしてしまうこともあります。
猫の目にゴミが入っているときの対処法
猫の目のゴミはそのままにしていても大丈夫とはいえ、ゴミが眼球を傷つけてしまうのではないか、痛いのではないかと気になってしまいますね。いつまでも猫の目にゴミがあるときは取ってあげましょう。
涙を流させる
猫の眼球を傷つけないためにも、そのまま自然に涙で流れることを待つのが一番良いのですが、どうしても涙を流させたい場合は、猫の目の上下に親指と人刺し指を軽く当て、瞼を開けたり閉じたりして涙が出るように促してあげましょう。
水を垂らす
水を入れたスポイトなどで、目薬のように数滴垂らして洗い流してあげる方法もあります。
自宅に刺激のない猫用の目薬がある場合で、猫がゴミによって目を痛がっていないときは目薬をさしてあげても問題はありません。
拭き取る
水を含ませたコットンを猫の目のふちに軽く当て、優しく拭き取るようにしましょう。このとき、コットンが猫の眼球に当たらないように注意してください。
猫の目のゴミを取るときの注意点
猫の目のゴミを取ってあげるときは、注意しなければいけないこともあります。
眼球には触らない
猫の目はとてもデリケートなため、眼球を触ることで傷がついてしまうことがあります。
ゴミのように見えたものが実際は目の傷だった、ということもあるため、眼球には絶対に触らないようにしてください。
痛がっていたり炎症が起きている場合に目薬は使用しない
人間ではゴミが目に入ると目薬をさすこともありますね。しかし、目薬をさして目に痛みを感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
猫の目に傷がついていたり炎症を起こしている場合では、自己判断で目薬を使用することは猫の目の状態を悪化させてしまうこともあり、とても危険です。
ゴミが入ったことで猫が目を気にしているようであれば、目薬は使用せず動物病院を受診してください。
まとめ|猫の目にゴミが入っていても無理はしないで!
今回は、猫の目にゴミが入っているときの対処法をご紹介しました。
基本的には猫の目のゴミはそのままにして自然に排出されることを待つだけですが、いつまでもゴミが取れないままだと猫が目を気にするようになり、自分で傷をつけてしまうことにもなりかねません。
猫が目に入ったゴミを気にしていないときは、対処法を参考にゴミを取ってあげましょう。しかし、どうしてもゴミが取れないときは無理をせず、動物病院で取ってもらうことも大切です。
もちろん、猫が目を気にしているときは、素直に動物病院を受診してくださいね。