猫は頭が良い?実はすごい猫の知能

猫の様子を観察していると、「うちの猫って天才!?」と驚くことはありませんか?

“猫より犬の方が賢い”、“猫にしつけはできない”など猫に関する噂を耳にしますが、猫の知能は実際、どのくらい賢いのでしょうか?
今回はそんな猫の知能についてご紹介します。

目次

猫の知能レベルは2~3歳児程度

猫の知能についての研究はまだまだ解明されていないことがたくさんありますが、最近になってわかったことがあります。
具体的には猫の知能を人間に換算すると“人間の2~3歳児程度”と言われている事です。

これまでは、猫の行動が人間の2~3歳の発達段階で見られる行動や判断に似ているところがある事に着目されていました。
しかし、実際は人間の2~3歳児よりも知能が高い可能性が浮上してきたのです。

猫は約200語の単語を記憶できる力を持っており、人間の言葉を理解している事が最近の研究で明らかに。
猫との会話は今はまだできませんが、私たちが思っている以上に、猫は私たちの言葉を記憶することができるという事です。

猫の知能

それでは、猫の知能はどれだけのことができるのか、詳しくご紹介していきます。

瞬間記憶能力

猫は「瞬間記憶能力」に優れています。
瞬間記憶能力とは瞬間的に見たものを覚えるという能力で、10分以上記憶できたという実験結果があります。

これは人間の約20倍で、猫が瞬間記憶能力に優れていることがわかります。
ただし、この記憶力は猫の興味のあるものにしか発揮されません。

長期記憶能力

では「長期的記憶」についてはどうでしょうか。
例えば病院が苦手な猫が、キャリーケースを見ると逃げることがあります。

これは猫が危険を回避するための本能からの行動と思われますが、つまりは猫に長期間物事を記憶する力があるということです。

空間を認識する能力

猫は、3次元にある物の位置や大きさなどを認識する知能に優れています。
一度通った場所は、最短のルートや安全な場所を把握することができます。

獲物を捕まえる能力

猫は獲物を捕まえるために、どうしたら上手くいくかを考えることができます。
猫は獲物に向かってただ飛びつくだけではなく、先回りして待ち伏せをしたり、気づかれないように回り込んだりという、工夫をして捕まえるということができるのです。

数を認識する能力

猫を訓練すれば、数が2つのものと、3つのものとを区別できるようになると言う話があります。
また、同じネコ科の動物であるライオンは、1匹のライオンと3匹のライオンのグループの鳴き声を記録したものが区別することができるそうです。

これは、大体の数が認識できることで、できるだけたくさんのエサにありつけるように発達しているのではないかと考えられます。
猫に関する研究はまだ少なく、確実とは言えませんが、ライオンと同じく、猫も数を認識できている可能性があるのです。

まとめ|猫には多くのことが伝わっている

猫の研究はあまり進んでおらず、まだまだわからないことが多いのが現状です。
しかし、猫の知能は私たちが思っているより賢く、多くのことが理解できていることがわかってきました。

今後も猫についての研究が進み、猫の知能についても明らかになってくることと思われます。
伝わらないことを承知で話しかけている人も、もしかしたら猫にはちゃんと伝わっているのかもしれませんね。

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