キャットタワーは猫にとって遊び場でもあり、落ち着ける場でもあります。
身体能力の高い猫にとって、キャットタワーの登り降りは造作もないこと...のはずですが、キャットタワーから落ちたらびっくりしますね。
キャットタワーから落ちる猫は意外と多く、ケガをしてしまうことも少なくありません。
猫がキャットタワーから落ちたりするのには、どんな原因があるのでしょうか。
そこで今回は、猫がキャットタワーから落ちるときに考えられる原因や対策法についてご紹介します。
猫がキャットタワーから落ちるときに考えられる原因は?
猫がキャットタワーから落ちるときに考えられる原因は、大きく分けて4つあります。
遊びに夢中になりすぎた
猫は1つのことに集中すると、ほかのことがおろそかになってしまうことがあります。
キャットタワーの上で遊んでいたり、興味を惹くものに気を取られてしまうと、足を滑らせて落ちることも。
寝ぼけてしまった
猫がキャットタワーの上でお昼寝をしていて、寝る体勢を変えたり、起きたときに寝ぼけて落ちることがあります。
病気
足腰の病気で踏ん張る力が弱い、てんかんやほかの病気でキャットタワーの上で意識をなくしてしまったなど、病気が原因でキャットタワーから落ちることもあります。
また、病気ではありませんが、老化によって足腰が弱った猫もキャットタワーから落ちることがありますよ!
安全性が考えられていないキャットタワーを使用していた
キャットタワーはさまざまなものが販売されていますが、デザインを重視していて安全性が考えられていないキャットタワーを使用していると、猫が落ちやすくなります。
キャットタワーの見るべきポイントは以下の通りです。
- 猫が爪を引っ掛けることができる場所があるか
- ツルツルとして滑りやすい材質で作られていないか
- 板と板の間隔が狭すぎたり広すぎたりしていないか
- 中板に十分な広さがあるか
分かりやすく言ってしまえば、滑りやすい材質で作られているキャットタワーは、スケートリンクの上で踏ん張ろうと思っても、力が入らずツルツルと滑ってしまうようなもの。
どんなに猫が落ちないように気をつけていても、猫のことを考えて作られたキャットタワーでなければ、落ちるリスクが高くなります。
猫がキャットタワーから落ちたらどうする?
猫は着地が得意な生きもので、個体差はありますが約2.5mほどの高さであればケガなく着地をすることができます。
しかし、これはあくまでも自分の意志で飛び降りる場合で、予期せず落ちた場合では高さに関係なくケガをしてしまうリスクが高くなります。
猫がキャットタワーから落ちたときに考えられるケガは以下の通りです。
- 捻挫や骨折
- 内臓破裂
- 頭部打撲による脳内出血や意識障害
猫がキャットタワーから落ちたときは、猫の様子をよく観察して、少しでも様子がおかしいと感じたときは例え元気であっても動物病院を受診してください。
頭部を打っている場合では、これといった症状が見られなくても脳にダメージを受けている場合があります。
猫がキャットタワーから落ちるときの対策法
猫がキャットタワーから落ちるときはどうしたらいいのでしょうか。
キャットタワーの周りにマットを敷く
猫にとってキャットタワーはなくてはならないものです。
落ちるリスクがあるからと言ってキャットタワー自体をなくしてしまう事は、無理をして家具などの上に登ろうとしてしまうため得策ではありません。
それよりも、キャットタワーの周りに猫が落ちたときに衝撃を吸収してくれたり、緩和してくれるようなマットなどを敷いてあげましょう。
キャットタワーを見直す
猫が落ちたときの対策も大切ですが、そもそも落ちることのないようにしてあげることも大切です。
キャットタワーの材質や、板の広さや間隔は猫のことを考えて作られているかなど、キャットタワー自体を見直してみましょう。
まとめ|猫がキャットタワーから落ちることがないように気をつけよう
今回は、猫がキャットタワーから落ちるときに考えられる原因や対策法についてご紹介しました。
「猫が落ちると危ないからキャットタワーを使用しない」という飼い主さんもいるでしょうが、本来キャットタワーは猫が安全に登り降りができるように考えて作られているものです。
足場の不安定な家具の上やカーテンレールの上に登ってしまい、降りるのに猫が苦労することを考えれば、キャットタワーを使用していたほうがずっと安全です。
猫がキャットタワーから落ちる原因はさまざまですが、落ちることがないように気をつけてあげることはもちろん、落ちたときにケガをしないような対策をしておきましょう。