どんなに気を付けていても、猫が脱走してしまうことはあります。
猫の家出は習性とも言われているくらい、脱走は猫にとっては当たり前の行動です。しかし、飼い主にしてみれば、猫がいなくなってしまったら大パニックになりますね。
そこで今回は、猫が迷子になったときの探し方と注意点をご紹介します。
猫はいなくなってから時間が経てばたつほど捜索は難しくなるので、いなくなってしまったらすぐに行動してください。
猫が迷子になったときの探し方!
猫がいなくなったとわかったら、いなくなった場所を中心に探します。家の中はもちろん、家の周辺もしっかり探しましょう。
ここでは、探し方のポイントをご紹介します。
「こんな場所にいるわけない」と思いこまないで探す
迷子になってしまった猫の発見場所は意外な場所が多いです。
普段は絶対に近寄らないような場所であっても、しっかり探してみましょう。
物陰はもちろんですが、下ばかりに気を取られて上を見ない…なんてことのないように、丁寧に探すようにしてください。
時間帯を考えて探す
猫は迷子になっていても、ちゃんと睡眠はとっています。
普段、どんな時間帯に起きて活動しているか考えながら、活動している時間帯を中心に探すようにしましょう。
また、雨の日などは、濡れていない場所に身をひそめている可能性が高く、猫は体が水に濡れることを嫌うので屋根のある場所などを探すとみつかりやすいです。
ニオイのついたものを持っていく
猫自身のニオイがついたものや、お気に入りのおやつでニオイが強いものを持っていくことを忘れないようにしましょう。
猫の嗅覚は優れているので、家の近所に置いておくと嗅ぎ慣れたニオイに反応して出てくることもあります。
隠れている場所は比較的「意外な所」かもしれませんが、猫はいままで暮らしていた生活を覚えています!
探すときの注意点
迷子になった猫を探すときの注意点はどんなことがあるでしょうか。
いつもの声のトーンを心がける
猫がいなくなった状況では、不安や心配から大きな声で名前を呼んで探したくなりますが、大きな声は猫を怯えさせて出てきにくくさせてしまうため、いつもの声のトーンを心がけましょう。
猫をみつけても走り出さない
猫をみつけた喜びから駆け寄ってしまいたくなりますが、それは逆効果!
どんなに慣れている愛猫でも、外では初対面の猫だと思って接しましょう、
腰を低くして優しく呼びかけながら、ゆっくり少しずつ距離を縮めていくことが大切です。
キャリーバッグなどを持参
猫を探すときは、キャリーバッグなどを持参してください。
せっかく捕まえることができて抱っこをしていても、また暴れて逃げ出してしまうことがあります。
もし逃げられてしまったら慌てて追いかけるのではなく、少し時間をおいてからまた探すようにしてください。
飼い主さんの不安が猫に伝わり「なんか怖い・・・!」と逃げようとすることが多いです・・・。
猫がみつかったけど捕まえられないときは?
迷子になってしまった猫をみつけることはできても、なかなか捕まえることができないこともあります。
そんなときはどうしたらいいのでしょうか。
猫砂を使って誘導する
その猫もしくは兄弟や親猫のニオイがついたトイレの砂を使い、家まで誘導してあげましょう。
道の端に少しずつ砂をまき、家までの道しるべを作ります。
もし使用したペットシーツがあれば、1番強力なニオイを発してくれるので玄関前に置いてください。
捕獲器を使用する
動物病院や保健所などで捕獲器を借りて設置する方法もあります。
猫が好きなおやつや猫缶などを捕獲器にセットして、猫が入るまでじっと待ちます。
ほかの猫が入ってしまったり、子供がイタズラしないように注意してくださいね。
捕獲器の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ|猫が迷子になったときはすぐに探すことが大切
今回は、猫が迷子になったときの探し方や注意点についてご紹介しました。
基本的に猫は、家から脱走しても数百メートルの範囲でみつかることが多いとされています。
しかし、時間が経てばたつほど捜索範囲は広くなり、みつけるまでに時間がかかることも。
猫がいなくなったとわかったら、すぐに探してあげてくださいね。