どこのご家庭にも、猫に入ってほしくないという場所があるのではないでしょうか。
猫の動きを制御することは猫にとってストレスとなり好ましいことではありませんが、入ってほしくない場所によっては猫にとって危険なことも。
猫に快適な生活を送ってもらうためにも、立ち入り禁止ゾーンを教えてあげることは大切です。
そこで今回は、猫に入ってほしくない場所を教えるしつけの方法と対策をご紹介します。
猫の立ち入り禁止ゾーンにするべき場所は?
猫に入ってほしくない場所は、ご家庭によってそれぞれ異なるでしょう。
しかし、立ち入り禁止ゾーンにするべき場所はどこのご家庭にもある場所です。その理由を見ていきましょう。
お風呂場
猫はお風呂は嫌いでも、お風呂場が好きなことは多いです。
お風呂場は猫にとって危険な場所であるため、できれば立ち入り禁止ゾーンにしましょう。
猫対策に浴槽にフタをしていても、フタごと浴槽に落ちてしまう可能性があり、水が張ってあれば溺れる、水がなければ落ちてケガをするなど、さまざまなことが考えられます。
ケガをしないまでも、浴槽はツルツル滑って猫はなかなか登ることができません。もし夏場の暑い時期に浴槽に落ちて何時間もそのままだったら、熱中症の危険すら出てきます。
キッチン
キッチンが好きな猫は多いです。キッチンはいいニオイがしたり生ゴミがあったり、さまざまな調理器具があったりと、猫にとって興味を惹くものがいっぱい!
しかし、キッチンには危険もいっぱいなので、猫の立ち入り禁止ゾーンにするべき場所です。
猫が食べてはいけないものを口にしてしまう恐れがあるだけでなく、猫がコンロのスイッチを触って火傷をしてしまうこともありますよ!
猫に入ってほしくない場所を教えるしつけの方法!
家の中には、猫にとって危険な場所がたくさんありますね。では、猫に入ってほしくない場所を教えるにはどうしたらいいのでしょうか。
入った瞬間に嫌なことがあると覚えてもらう
猫に入ってほしくない場所を教える方法は、そこに入ると嫌なことがあるとわかってもらうことです。
入った瞬間に、猫に気づかれないように水の入ったスプレーを吹き掛けたり、大きな音を出す、毛布などを猫の上から掛けて視界を真っ暗にするなど、猫がびっくりすることをしましょう。これを猫が入る度に繰り返します。
出てくるといいことがあると教えてあげる
入った瞬間に嫌なことがあると教える一方で、そこに入らなければいいことがあると教えてあげます。
びっくりして出てきたら、そのタイミングでおやつや好きなおもちゃを与えるなどのご褒美も大切です。
入ってほしくない場所に入るときの対策は?
しつけをするだけでなく、猫に入ってほしくない場所に行かせないための対策も行いましょう。
物理的に行けなくする
猫に立ち入り禁止ゾーンに入らせない対策は以下のような方法があります。
- ドアに鍵をかける
- ドアストッパーを使用してドアが開かなくする
- ふすま用の専用ロックを使用する
- 柵などでバリケードをする
どの方法も人間の日常生活に不便となりますが、扉のついたペット用の侵入防止ゲートなども販売されているため利便性を気にする飼い主さんは使用してみるといいでしょう。
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ガムテープや粘着テープを使用する
猫に入ってほしくない場所の入口の手前周辺に、ガムテープや粘着テープのベタベタ面を上にして敷き詰める方法もあります。
ただし、ベタベタを嫌がらない猫もいるほか、人間も踏んでしまう恐れがあるため注意してください。
まとめ|猫に入ってほしくない場所を教えてあげよう!
今回は、猫に入ってほしくない場所を教えるしつけの方法と対策をご紹介しました。
猫のしつけは根気が必要で、飼い主さんの思い通りにならないこともしばしばあります。
猫は自由に家の中を散策したいだけで、そこに危険があるとは思ってもいません。じっくり時間をかけて立ち入り禁止ゾーンであることを教えてあげることが重要です。