ソファーで爪研ぎ、バッグの紐に噛みつく、テーブルのものを落とすなど、猫のイタズラに困っていませんか?
犬みたいにしつけをしたいけど、猫はしつけできないって聞くし・・・
そう思って猫のしつけを諦めている方も少なくないでしょう。
猫のイタズラや噛み癖にお悩みの飼い主の方々に向けて、今回は猫のしつけのポイントを紹介していきます。
猫にしつけはできる!
猫はもともと集団行動をして暮らす動物ではないので、上下関係を築き、服従するといったことは基本的にしません。
ただし、猫は学習能力が高く、自分で考えて行動することのできる動物です。
例えば、飼い主が“ドアノブを下ろしてドアを開ける”という行動を観察し、ドアの構造を理解します。
そしてドアを開けたいとき、飼い主のマネしてドアノブを下ろして開けることができるといった学習能力があるのです。
ということは、飼い主がちゃんと教えれば、自発的に考え、事の善し悪しをちゃんと覚えることが可能ということです。
「猫はしつけできない」と諦めてしまうのではなく、根気よく猫と向き合ってみてはいかがでしょうか?
猫のしつけポイント
それでは猫のしつけのポイントを紹介していきます。
環境づくり
【猫の飼育環境チェック】
- 倒れやすい・壊れやすいものは使ったらしまう
- 人間の食べ物はすぐに片付ける
- 家電のコンセントケーブルにカバーをつける
- ゴミ箱には蓋をしたり、猫の手の届かないところに置く
- 猫に入って欲しくない場所はカギやフェンスを活用する
まず最初に飼い主がするべきことは、“室内の環境を整える”ということです。
猫がイタズラをするとき、場合によっては環境が要因で発生することがあります。
では、室内環境のどんなところに気をつけるべきなのでしょうか?
猫を飼っている人は、ぜひこの機会に“猫の飼育環境チェック”を行ってみてください。
叱り方
- その場ですぐに叱る
- 短い言葉で叱る
- 体罰は逆効果
- 道具を活用する
上記は猫を叱るときに抑えておきたいコツ4選です。
猫と飼い主の関係を壊さず、しっかり猫に伝わる叱り方を実践しましょう。
それぞれ解説していきます。
その場ですぐに叱る
猫がいけないことをしたとき、“その瞬間にすぐ叱る”のが大切です。
間をあけて叱っても、言葉の通じない猫には何が悪かったのか理解できません。
短い言葉で叱る
叱るときは「ダメ!」「こら!」などの“短い言葉を強めに一度だけ”発してください。
この時猫の名前で叱ってしまうと、自分の名前で呼ばれることを嫌う猫もいるので注意しましょう。
体罰は逆効果
“体罰”は絶対にダメです。
危害を加えられたという記憶だけが残り、効果がないどころか飼い主と猫との信頼関係を傷つけてしまいます。
道具を活用する
猫を叱る際に効果的な道具があります。
水が苦手な猫がちょっと不快に感じる“霧吹き”や、嫌いな匂いのついた“スプレー”などを活用してみるのも一つの手段です。
噛み癖
- ストレスを解消する
- 避妊・去勢手術をする
- 猫に構い過ぎない
- 道具を活用する
上記は猫の噛み癖を直す4つの方法です。
猫が噛むのは本能的なものですが、人との暮らしの中で上手くやっていくため、猫の噛み癖は直す必要があります。
ひとつずつ確認してみましょう。
ストレスを解消する
猫が噛みつくのはストレスが原因となっている場合があります。
ストレス源となりそうなものはないか周囲環境を見直し、たくさん運動させ、一緒におもちゃで遊ぶことでストレスを解消しましょう。
避妊・去勢手術をする
猫は発情によって噛むことがあります。
これは避妊・去勢手術を行うことで回避できることもありますので、手術についてはよく検討することをおすすめします。
猫に構いすぎない
飼い主が猫に構い過ぎてストレスになっていることもあります。
猫が嫌がっている様子があれば、少し離れて一人にしてあげることも必要です。
道具を活用する
ソファーや電源コードに噛みついて困っている場合は、猫の苦手な匂いを利用した道具もあります。
ミントなどの猫が苦手な匂いのついたスプレーや、人間用の歯磨き粉などを使用します。
まとめ|猫と上手く付き合っていくためにはしつけが必要
猫のしつけについて考え行動することは、猫と飼い主の両方にメリットがあります。
確かに猫のしつけには根気が必要ですが、猫と飼い主がお互いに安全で快適に過ごすため、努力するだけの価値はあると言えるでしょう。
ただ猫にも個体差があるので、その猫にあったしつけ方法を探りながら実践することをおすすめします。