猫のおやつやフードに含まれる添加物は危険?

愛猫が口にするキャットフードや猫用おやつ。

飼い主さんの健康意識も高まり、愛猫には添加物のないものをと「無添加」のキャットフードや猫用おやつを選ぶ人も増えてきました。

しかし、無添加と書かれていても、添加物が使用されていることは結構あります。

ここまで添加物が悪者のように思われるのはなぜでしょうか?

正しい添加物の知識を持って、何が避けるべき添加物なのかをしっかり学んでください。

目次

猫のおやつやフードに添加物が使用される理由は?

そもそも、添加物は私たち人間が普段口にするものにもたくさん使用されています。そんな添加物を猫が口にするキャットフードやおやつに使用する理由を知っておきましょう。

保存のため

猫に与えるキャットフードやおやつは、品質を保ちながら保存できるようにしてあるものがほとんどです。

1kg入りのキャットフードの賞味期限が3日だったら…考えただけでもゾッとしますね。

かと言って、小分けのフードを必要な分だけ毎回買うのはとても不便で不経済。

そういった意味でもキャットフードやおやつには保存料として添加物が使用されています。

食感を良くするため

半生のキャットフードや柔らかい食感のおやつなどには、柔らかさを保持するために添加物が使用されることもあります。

必要な栄養素を補うため

猫は自分の体内で合成できる栄養素と、外から摂り入れなければいけない栄養素があります。

総合栄養食のキャットフードには、猫に必要な栄養素が添加物として使用されています。

人間からの見た目を良くするため

残念ながら、猫には一切関係のない添加物も。

赤色や緑色、黄色といった色のついたキャットフードや猫用おやつの中には、合成着色料を使用しているものもあります。

猫の色覚は乏しいため、色を付ける意味はまったくないのですが、人間の見た目を意識して使用される添加物です。

猫の健康を害する添加物が使用されていることも!

キャットフードや猫用おやつに使用される添加物の中には、猫にとって必要なものもあります。しかし、健康を害する人工添加物が使用されていることがあるのは事実。

気を付けるべき人工添加物を知っておきましょう。

気を付けるべき人工添加物一覧

キャットフードや猫用おやつには、必ず原材料名がすべて記載されています。

そこに下記の人工添加物が使用されているものは長期間継続して与えることは避けるようにしてください。

【気を付けるべき人工添加物】

プロピレングリコール / 亜硝酸ナトリウム / ソルビン酸カリウム / エトキシン / BHA / BHT / グリシリジン / アンモニエート / 赤色〇号 / 青色〇号

気を付けるべき人工添加物を摂り過ぎるとどうなる?

人工添加物の使用されたキャットフードを長年食べ続けても、なんの影響も出ない猫もいます。

しかし、どんなことが起こる可能性があるのかを知れば、きっと避けたくなるでしょう。

さまざまな健康被害が懸念される

人工添加物の多くは、人間に使用されることが禁止されていたり、使用を避けられているものばかり。

それは、長期的に摂取することで発ガン性が認められていたり、遺伝子や赤血球に異常をきたすことがあるからです。

ほかにも、免疫力の低下やぜんそく、アレルギーなどが報告されており、できれば猫の口に入れたくありませんね。

ほかのフードを食べなくなることも

気を付けるべき人工添加物の1つ「グリシリジン」やほかの添加物の中には、猫の食いつきを良くするために、甘みや匂いを付ける目的で使用されるものもあります。

そういったキャットフードや猫用おやつばかり食べていると、ほかのキャットフードを食べなくなってしまうこともあるため注意が必要です。

まとめ|猫に与えるおやつやフードの添加物のことを知っておこう!

今回は、キャットフードや猫用おやつに使用される添加物についてご紹介しました。

猫に必要な添加物もあり、必ずしもすべての添加物が危険ということはありません。

「添加物」という言葉が独り歩きし、悪者のようになっていますが「無添加」と書かれているキャットフードや猫用おやつにも必要な添加物が使用されていることがほとんどです。

そもそも「無添加」の定義は、防腐剤や着色料などを使用していないというだけで、明確な基準はありません。

「無添加」や「添加物」という言葉に踊らされることなく、自分の目で原材料をチェックして、安心できるものを猫に選んであげるようにしましょう。

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