キャットフードは猫にとって必要な栄養素がすべて詰まった優れモノですが、いつも同じ味で飽きることはないのかと疑問に思ったことのある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
そこで今回は、猫がキャットフードに飽きることはあるのか、また、飽きる理由や飽きてしまったときの対処法についてご紹介します。
猫はキャットフードに飽きることはある?
結論から行ってしまえば、猫によってはキャットフードに飽きることはあります。
専門家でも意見が2つに分かれていますが、飽きずに同じキャットフードを食べ続ける猫もいる一方、飽きて食べなくなってしまう猫もいるため、一概に言い切ることはできません。
しかし、私たち人間もどんなに好きな食べ物であっても毎日同じものを食べ続けると美味しいとは感じなくなり、飽きてしまうのは言うまでもありませんね。
猫と人間では違いますが、猫もキャットフードに飽きることがあるということは覚えておきましょう。
猫がキャットフードに飽きる理由
では、猫がキャットフードに飽きる理由にはどのようなことがあるのでしょうか。
毎日同じキャットフード
猫はこだわりの強い生きものですが、それは食事に対しても同じです。
毎日同じ味のキャットフードを食べ続けていれば美味しいと感じなくなり、ほかのものが食べたいと思うのは普通のこと。
特に猫は食事のこだわりがあり、グルメなため、毎日同じキャットフードだと飽きることがあります。
気分が乗らない
猫はとても気分屋さんです。自分のしたいことはするけれど、したくないことは絶対にしません。
そのため、キャットフードに飽きるというよりも、そのキャットフードを食べる気分ではないこともあります。
おやつばかり食べている
猫がキャットフードを飽きる理由に、おやつばかり食べていることがあります。
キャットフードを食べないと、何か口にしてもらおうとおやつをあげたり、欲しがるたびにおやつをあげたりしていると、キャットフードに見向きもしなくなってしまうことが…。
おやつは猫の嗜好性を考えて作られているため猫も美味しく感じますが、キャットフードは栄養や健康を考えて作られているため、おやつばかりを食べているとキャットフードの味は物足りなく感じて飽きるのです。
キャットフードの酸化
猫にドライフードを与えている場合、封を開けてから1ヶ月で食べきることが推奨されています。
ドライフードは封を開けた瞬間から酸化が進み劣化するためで、酸化したフードは栄養が失われるだけでなく、風味が落ちて美味しく感じられません。
キャットフードに飽きるのは、もしかしたらドライフードが酸化しているのかもしれませんよ!
病気で食欲がない
猫がキャットフードに飽きたように見えても、実は病気で食欲がなかっただけということもあります。
猫の様子をよく観察し、キャットフードに飽きているのか、それとも体調が悪いのか見極め、病気の可能性があるときは動物病院を受診してください。
猫がキャットフードに飽きてしまったときは?
猫がキャットフードに飽きることがあるのは、仕方のないことです。そんなときは、フードローテーションを検討してみましょう。
キャットフードを次から次と変更することは良くありませんが、決まったフードを定期的に変更することは添加物の蓄積を防ぎ、アレルギーになりにくいというメリットもあります。
まとめ|猫もキャットフードに飽きることはある!飽きないように工夫してあげよう
今回は、猫がキャットフードに飽きることはあるのかと、飽きる理由や対処法についてご紹介しました。
毎日ずっと同じものを食べ続けていれば飽きることもあるのは普通のことですが、あくまでも猫によるため、キャットフードに飽きることで食べないのか、体調が悪くて食べないのかは見極めてあげる必要があります。
また、猫がキャットフードに飽きるようであれば、飽きることのないようにフードローテーションをして味を変えてあげるなどの工夫をしてあげましょう。