愛猫に手作りごはんをあげたい!と思っている飼い主さんは多いでしょう。
猫に必要な栄養バランスを考えて作るのは簡単なことではありませんが、ごはんを食べてくれないときやたまのご馳走に手作りごはんはピッタリです。
そこで今回は、猫に手作りごはんを与えるメリットや注意点、おすすめのレシピをご紹介します。
愛猫に手作りごはんを与えたいと考えている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
猫に手作りごはんを与えるメリット
猫に総合栄養食であるキャットフードを与えていれば、それだけで健康を維持することができます。それならば、わざわざ猫に手作りごはんを与えなくても?と思うかもしれませんが、手作りごはんにはメリットも!
美味しいごはんをあげられる
キャットフードを食べたことがありますか?ウェットフードならまだしも、ドライフードはパサパサで変な味がすることが多いです。
食べられないこともないですが、ほとんどはそんなに美味しいものではありません。イヤイヤする猫が少なくないのもそんな理由でしょう。
しかし、手作りごはんであればグルメな猫も食いつきはバッチリ!美味しいごはんを作ってあげることができます。
猫の健康状態に合わせてあげられる
手作りごはんであれば、猫の健康状態に合わせてあげることができます。
食欲がないときやお腹の調子が悪いとき、ダイエットが必要なときなど、そのときの猫の状態によってごはんを変えることができるのは大きなポイントではないでしょうか。
添加物の心配が少ない
市販のキャットフードの中には、保存料や着色料などの人工添加物が使用されていることもあります。
人工添加物は摂取し続けることで猫の健康を害する恐れもありますが、自分で手作りするごはんなら添加物の心配も少なくなりますね。
手作りごはんを作る際の注意点!
猫に手作りごはんを作る際は、注意すべきこともあります。ここでしっかり覚えておきましょう。
塩分や糖分は適量を!
猫にとっても、塩分や糖分は必要なものです。まったく摂取しないのもいけないですし、多すぎると内臓に負担がかかって悪影響になります。
猫が1日に必要な塩分は食塩で2~3g程度。また、糖分は食材に含まれているため、あえて加える必要はありません。
栄養の偏りに注意!
猫にとって食べやすく美味しいのが手作りごはんですが、完璧な栄養をバランス良く毎日与えるというのはとても難しいことです、
総合栄養食のキャットフードでさえ栄養の偏りをなくすために定期的なフードローテーションが推奨されているくらいですから、手作りごはんを与えるのはたまのご馳走や食欲不振のときなどにしましょう。
また、キャットフードのトッピングにしてあげることもできますよ!
手作りごはんのレシピ
成猫から老猫におすすめの手作りごはんレシピご紹介します。多めに作っておき、小分けにして冷凍保存しておけばとても便利です。
白身魚ごはん
■材料(体重4kg当たりの1日の量)
- ごはん(白米)…30g
- 白身魚…50g
- 鶏のササミ…50g
- キャベツ…20g
- 卵…1個
- 鶏がらスープ…適量
- 鍋に水と鶏の骨を入れ、煮込んで鶏がらスープを作る(無塩鶏がらスープの元を使用しても〇)
- キャベツ、白身魚、ササミを1cm角以下に切る
- 鶏がらスープの湯気が立ち始めたら、ごはんとキャベツをひと煮立ちさせる
- ③に白身魚とササミを入れ、90度以下の温度で茹でる
- 卵を割り入れ、卵白までしっかり火が通ったら冷まして完成
出来たものに調味料を加えれば、飼い主さんも美味しく召し上がれます!猫ちゃんと一緒の食事が楽しめますね。
豚肉とかぼちゃのトマト煮
■材料(体重4kg当たりの1日の量)
- 豚肉…55g
- かぼちゃ…25g
- しめじ…15g
- トマト…115g
- 白菜…25g
- ピーマン…25g
- なす…25g
- 水…180cc
- 豚肉は2cm幅に、かぼちゃ、ピーマンは種を取って1cm角、なすはヘタを除いて1cm角、白菜も1cm角、しめじはみじん切り、トマトは適当な大きさに切る
- ①の材料をすべて鍋に入れ、水を足して煮込む
- トマトが煮くずれてきたら火を止め、冷まして完成
豚肉はバラ肉などの脂分が多い部位ではなく、もも肉などの赤身部位を使用しましょう!
まとめ|猫に手作りごはんを作ってあげよう!
今回は、猫の手作りごはんのメリットや注意点、レシピをご紹介しました。
猫の手作りごはんは栄養に関する専門的な知識がなければ、毎日続けることはおすすめできません。
しかし、たまのご馳走や食欲がないときなどにはピッタリ!ぜひ1度作ってみてくださいね。