猫のフードローテーションは必要と言う人もいれば、必要ないと言う人もおり、どうしたらいいかわからないという飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、猫のフードローテーションについてご紹介します。
猫のフードローテーションを考えている人は参考にしてください。
猫のフードローテーションは必要?
猫のフードローテーションは絶対に必要というわけではありません。しかし、フードローテーションにはさまざまなメリットがあり、可能であればしてあげたほうが猫のためにもなるでしょう。
フードローテーションのメリット
フードローテーションのメリットとして、猫にさまざまなフードを与えることで食物アレルギーの発症リスクを下げることができます。
また、同じフードを与え続けることで栄養が偏りがちになりますが、さまざまなフードを与えることで栄養の偏りもなくすことができるというメリットも。
更に災害時など避難したときに特定のフードしか食べないという猫では、そのフードがなくて困るということもあります。
さまざまなフードを食べられるようになっておけば、そこまでフードの心配をする必要はありません。
フードローテーションのデメリット
フードローテーションのデメリットとしては、猫が食物アレルギーを発症した場合に何の食材が原因でアレルギー反応が出たのかすぐに判断できないことです。
また、複数のフードを用意するため、飼い主さんのお財布には優しくありません。
猫のフードローテーションの方法
猫にフードローテーションをするときは、どのような方法で行えばいいのでしょうか。
期間について
猫のフードローテーションの期間に明確な決まりはありません。1週間ごとに変更している人もいれば、毎日変えている人もいます。
猫が飽きてきたら違うフードにしているという人もいますが、胃腸が弱い猫では1~2ヶ月を目安に切り替えたほうがいいでしょう。
数種類のフードを用意
フードローテーションを行う際は、2~3種類の決めたフードを用意しましょう。
フードローテーションは、猫が食べてくれないからとコロコロとフードを変えるフードジプシーとは異なり、決まったフードをローテーションしていくものです。
猫にフードローテーションをするときの注意点
猫にフードローテーションをするときは、どんなことに注意したら良いのでしょうか。
いきなり変えない
猫の体質によっては、新しいフードにお腹がびっくりしてお腹の調子が悪くなることがあります。
もちろん大丈夫な猫もいますが、新しいフードを試すときはいきなり全部を与えるのではなく、1週間ほどかけてゆっくり切り替えてあげましょう。
1~2日目 | 従来のフード75%:新しいフード25% |
3~4日目 | 従来のフード50%:新しいフード50% |
5~6日目 | 従来のフード25%:新しいフード75% |
7日目 | 新しいフード100% |
療法食を与えている場合はフードローテーションはしない
獣医師からの指示で猫に療法食を与えている場合は、フードローテーションは行いません。
また、療法食ではなくてもケア用のフードを与えている場合は、2ヶ月~3ヶ月はそのフードを食べ続けることはもちろん、ほかのフードと混ぜて与えることのないように注意してください。
フードを酸化させない
数種類のフードを用意するということは、ローテーションの間隔によっては同時に2つや3つのフードの封を開けた状態になることもあります。
キャットフードは封を開けてから1ヶ月程度で食べきることが望ましいため、無理な場合は真空容器などに入れて保存して酸化させないように注意しましょう。
まとめ|猫のフードローテーションをしてあげよう
今回は、猫のフードローテーションについてご紹介しました。
猫のフードローテーションは絶対に必要なわけではありませんが、メリットがたくさんあるのも事実です。
猫の体質や性格を見ながらフードローテーションを活用して、猫の食事の時間が楽しいものにしてあげてくださいね。