愛猫を幸せにしてあげたいと思っていても、愛猫が幸せを感じているかはわかりませんね。
猫の一生は人間よりも短く、一緒に過ごせる時間は限られています。
限られた時間の中、充実した猫生を送ってもらうためにも、猫の出す様々なサインを見逃さず、よりよい猫生に役立ててあげたいものです。
そこで今回は、猫が幸せを感じているサインをご紹介します。
そもそも猫の幸せとは?
そもそも、猫にとって幸せとはどんなことか考えたことはありますか?猫に聞くことはできず、何が正解かは永遠のテーマでしょう。
しかし、外で暑さ寒さの中雨風にさらされ、食べるものを求め探し回る猫たちが幸せとは考え難いですね。
そう考えると、暖かく安全な場所で食べるものにも困らず、好きなときに遊んだり安心して眠りにつけたりすることは猫にとって幸せな環境でしょう。
また、猫は単独行動が好きですが孤独が好きなわけではありません。
大好きな人のそばで、たくさんの愛を受ける毎日…これこそが猫の幸せと言えるのではないでしょうか。
猫が幸せを感じているときのサインは?
猫が幸せを感じてくれているときには、どんなサインを見せてくれるのでしょうか。
ひげが脱力している
猫のひげが下を向いて脱力しているときは、幸せを感じているサインです。
猫のひげの根元には神経が通っており、ひげはセンサーのような働きをします。そんな重要な部位であるひげの力を抜いているのは、安心してリラックスしているときです。
喉を慣らす
猫が喉をゴロゴロ慣らすときは、幸せを感じているときです。リラックスしている、嬉しいといったことを周囲に伝えています。
しかし、喉を慣らすのは幸せのサインだけでなく、苦しいときや危険を感じているときのサインでもあるため、表情や仕草と合わせて判断してあげましょう。
お腹を見せる
猫にとって急所であるお腹を無防備に見せてくれているのは、完全にリラックスして幸せを感じているサインです。
ほかにもこんなサインが!
猫が幸せを感じているサインは、ほかにもたくさんあります。
- 飼い主さんに頭を押し付ける
- 飼い主さんにすり寄る
- ゆっくり瞬きをする
- 目を細めている
- しっぽをピンと立てる
- 穏やかな表情をしている
幸せを感じているサインは猫によって異なりますが、多くが飼い主さんを信頼して行うしぐさです。
猫の気持ちは、表情や仕草、鳴き声など様々なことから読み取ることができるため、愛猫はどんな風に気持ちを伝えてくれているのかよく観察してみましょう。
猫を幸せにしてあげるためにはどうしたらいい?
猫を幸せにしてあげるためには、当たり前と思われていることを当たり前だと思わないことです。
■猫を幸せにしてあげるためにしてあげること
- 栄養バランスの取れた食事を与える
- 遊べる環境を整えてあげる
- いつもトイレは綺麗にしておく
- 睡眠の邪魔をしない
- スキンシップをとる
- 気持ちを察してあげる
- 具合が悪そうなときは動物病院を受診する
- 最期のときまで精一杯の愛情をもってお世話する
猫の飼い主さんであれば、どれも当たり前に行っていることでしょう。しかし、1つ1つの当たり前の行動を、もっと深く考えてみてください。
例えば、栄養バランスの取れた食事の1つをとってみても、総合栄養食のキャットフードを与えることで基準はクリアできますが、猫のライフステージやライフサイクル、好みは考えていますか?
また、愛猫に与えているキャットフードを飼い主さんが食べることはできますか?などなど、そう考えると、見直す部分はたくさん出てくるのではないでしょうか。
猫に幸せに暮らしてもらうためにも、愛猫の立場になって、何が一番いいのかよく考えてあげることが大切です。
まとめ|猫の幸せサインを感じよう!
今回は、猫が幸せを感じているときのサインについてご紹介しました。
猫と人間では、言葉を交わすことはできず、愛猫が何を考えているかはわかりようもありません。
しかし、猫はとても感情表現が豊かな生きもので、幸せなら幸せ、嬉しいなら嬉しいとサインを送ってくれています。
猫が幸せを感じているときのサインを見逃さず、猫の気持ちに答えてあげられるような素敵な飼い主さんになってくださいね。