猫に噛み癖がついてしまった。なんとかしたい!
今回はそんな猫の噛み癖のお困りの猫飼いの方におすすめする“自作しつけスプレー”についてご紹介します。
猫の噛み癖 しつけスプレーは選択肢の一つ
「猫をしつけるのがかわいそう」
「猫の嫌がることはしたくない」
猫を愛する飼い主の気持ちもわかります。
しかし、飼い主と猫がお互いに快適に暮らしていくために、噛み癖は直しておいた方がいいものです。
猫のストレスは最小限に、猫に害のない方法で、効果的なしつけをすることが大切です。
そのしつけ方法の一つとして、「自作のしつけスプレー」があります。
人にも猫にも害のない成分で、簡単に作ることができるので、今回はその作り方や効果についてご紹介していきます。
猫の苦手な香り
- 柑橘系
- お酢
- ミント
- 香辛料
- コーヒー
- 強いフローラル臭
猫は人の何倍も敏感な嗅覚を持っています。
そんな猫には苦手な香りがあるので、これを利用してしつけスプレーを作ります。
では、まずは猫が苦手とする香りについてご紹介していきます。
柑橘類の香り
柑橘類の酸っぱい匂いは苦手とする猫が多いです。
香りに害はありませんが、蜜柑の皮に含まれる成分は猫に害があります。
猫が皮を食べることのないように注意してください。
お酢の香り
そもそも猫は酸っぱい匂いが苦手です。
酸っぱい匂いのする食べ物は腐敗の危険があると猫は本能で感じています。
ミントの香り
猫にとってミントのスースーする匂いは、酸っぱい匂いに近いものを感じるそうです。
また、ミントはシソ科に含まれる植物のため、食べてしまっても猫の害にはなりません。
そのため観葉植物として置いても安心の植物です。
香辛料/コーヒーの香り
こしょうや唐辛子などの香辛料、それにコーヒーも猫の嫌いな匂いです。
ただし、猫が食べてしまうと害があるため使用には適しません。
強いフローラルの香り
強いフローラル臭もミントと同じような効果です。
ただし、ユリ科の植物や柔軟剤、石けんなどは猫に害があるので、猫の口に入らないよう気をつけましょう。
自作しつけスプレーの作り方と効果
それでは、猫の嫌いな匂いを使って“自宅で作るしつけスプレー”の作り方と効果についてご紹介します。
自作しつけスプレーの作り方
【材料・道具】
- お酢 小さじ1
- 水 500ml
- 霧吹き 1個
自作スプレーの作り方は、水500mlに対してお酢小さじ1を霧吹きに入れ、軽く振るだけで完成です。
防腐剤や保存料の入っていないスプレーなので、常温で長期間の保存はできませんので注意してください。
自作しつけスプレーの効果
今回の調査では、“自作しつけスプレー”、“市販のしつけスプレー”、“水のみのスプレー”を使用しました。
3つのスプレーの効果を比較します。
【しつけスプレーの比較】
自作のしつけスプレー | 市販のしつけスプレー | 水だけのスプレー | |
---|---|---|---|
効果 | ○ | ◎ | △ |
持続時間 | △ | △ | × |
使いやすさ | △ | △ | ○ |
価格 | ○ | × | ◎ |
3つのしつけスプレーの比較は、上記のような結果になりました。
ただし、自作のしつけスプレー&市販のしつけスプレーと、水のスプレーとでは使用条件が異なります。
自作のしつけスプレーと市販のしつけスプレーの効果としては、若干ですが市販品の方がより効果があったと思います。
どちらも時間をおいてしまうと効果がなくなってしまうので、繰り返して使用するなどの工夫が必要です。
水スプレーの使い方
水のスプレーの使い方としては、噛まれやすい家具にあらかじめ噴射しておくのではなく、「猫がイタズラしようとしたとき」に噴射するという使い方をします。
噛んではいけないものに噛みつこうとしたとき、猫の死角で水のスプレーを噴射する事により、猫はスプレーの音や水気に反応し、イタズラをやめてくれるという使い方です。
こちらの使い方においては、自作のしつけスプレーや市販のしつけスプレーでも可能ですが、猫に直接吹きかけることに抵抗なく使用できるのは「水のみのスプレー」なので、使いやすさに○をつけました。
猫にも得意不得意があり、苦手な匂いも異なります。
そのため、効果については猫の個体差があるため、必ずしもどの猫にも効果があるわけではありません。
まずは、手軽に作れる自作のしつけスプレーや、水のみのスプレーで試してみてはいかがでしょうか?
まとめ|猫のしつけスプレー まずは試してみよう!
今回は猫の噛み癖対策に効果的な“自作しつけスプレー”についてご紹介しました。
しつけスプレーは効果的な猫のしつけ方法の一つです。
気軽に行える方法なので、猫の噛み癖にお悩みの方はぜひ、試してみてください。