猫にかつおぶしを与えても大丈夫?与えるときの注意点!

かつおぶしのいい香りは猫の食いつきをよくするため、キャットフードのふりかけとしてかつおぶしを与えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

実際、ペットショップやネット通販などには猫用かつおぶしがたくさん販売されています。

しかし、猫にかつおぶしを与えても本当に大丈夫なのでしょうか?

今回は、猫にかつおぶしを与えるときの注意点をご紹介します。

目次

猫にかつおぶしを与えすぎるのは危険

猫にかつおぶしを与えるのは、適量であれば問題はありません。しかし、与えすぎると体に悪影響をもたらすことがあります。

尿路結石

かつおぶしには、ミネラルが多く含まれています。ミネラルは猫にとって必要な栄養素ですが、多く摂り過ぎてしまうと尿酸値のバランスが崩れて尿路結石になりやすくなるため注意が必要です。

黄色脂肪症

かつおぶしはカツオをボイルしてから燻製にして削ったものです。

マグロやカツオなど青魚に含まれる不飽和脂肪酸を摂り過ぎてしまうと、猫の脂肪が黄色く変色したり、しこりになったり炎症をおこしたり、場合によっては壊死してしまうこともあります。

猫にかつおぶしを与えるメリットはある?

かつおぶしに含まれる不飽和脂肪酸。DHAやEPAと聞けば「あっ!」と気づく飼い主さんもいるのではないでしょうか。

DHAやEPAは血液をサラサラにしてくれたり、体の免疫力を高めてくれるといった効果が期待できます。

ほかにも、さまざまな栄養がギュッと詰まった栄養価の高い食材です。

また、かつおぶしの香りは食欲の落ちてしまった猫の食欲増進にも役立ってくれますよ!

猫にかつおぶしを与えるときの注意点

かつおぶしは与えすぎなければ、猫が食べても大丈夫。では、与えるときはどんなことに注意をしたらいいのでしょうか。

適量を与える

猫に毎日かつおぶしを与えるならば、1日に1~2g程度にしておきましょう。

その際は、人間用のかつおぶしではなく、猫用に作られているかつおぶしにしてください。

猫用のかつおぶしは塩分が控え目に作られていたり、無塩のものもあります。

はごろも 無一物 減塩 かつおけずりぶし

泌尿器系の病気を患っている猫には与えない

尿路結石をはじめとする泌尿器系の病気を患っている猫は、病気の進行や再発を防ぐために与えないようにしましょう。

無理に毎日与えない

猫にかつおぶしを与えるときは、キャットフードにふりかけてみたり、そのままおやつとして与えることになるでしょう。

かつおぶしがなくてもキャットフードを食べてくれる猫では、無理に毎日かつおぶしを与える必要はありません。

かつおぶしがあるのが当たり前だと思って、ないとキャットフードを食べなくなってしまうこともあるので注意しましょう。

まとめ|猫にかつおぶしを与えるときは量に注意!

今回は、猫にかつおぶしを与えるときの注意点についてご紹介しました、

人間にも言えることですが、自分に置き換えて考えて見れば、どんな食べものであっても過剰に食べすぎれば栄養バランスが崩れたり、肥満や病気のもととなることはイメージできるのではないでしょうか。

かわいい愛猫に喜んでほしくてついつい与えすぎてしまいますが、かつおぶしを与えるときは適量にしてください。

かつおぶしを上手に活用すれば、猫の喜ぶ顔が見られるだけでなく、食欲のない猫の心強い味方にもなってくれるでしょう。

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