猫の鼻づまりはどうして起こるのでしょうか。猫は基本的に口呼吸をしない生きものですが、鼻づまりとなって息ができなければ口呼吸をすることに。
口呼吸ができるのなら、そこまで心配はいらないのでは?と思いがちですが、嗅覚が頼りの猫にとって鼻づまりはさまざまな支障をきたすことにもなりかねません。
そこで今回は、猫の鼻づまりの原因や対処法についてご紹介します。
猫の鼻づまりを少しでもやわらげ、快適に生活を送れるように考えてあげましょう。
猫の鼻づまりの原因は?
そもそも、猫が鼻づまりになる原因はどんなことが考えられるのでしょうか。
もともと鼻づまりを起こしやすい猫もいる
さまざまな猫種がありますが、エキゾチックショートヘアやヒマラヤン、ペルシャといった、もともと鼻がつぶれている猫は鼻腔が狭いため鼻づまりを起こしやすいです。
病気が原因
猫が鼻づまりを起こす原因が何らかの病気であることも。考えられる病気は以下の通りです。
- 感染症
- アレルギー
- 鼻の寄生虫
- 腫瘍
- 歯周病や口内炎
鼻づまりを起こす病気はさまざまです。初期では鼻づまり以外にこれといった症状が現れない病気もあるため、鼻づまりだけだからと油断はしないように注意しましょう。
鼻くそや異物がつまった
鼻くそがつまってしまったり、何かの匂いを嗅いだときに異物を吸い込んでしまって鼻づまりになることもあります。
猫の鼻づまりの対処法
猫の鼻づまりの原因はさまざまで、根本的には原因となっている病気などの治療をしてあげることが大切ですが、少しでもやわらげてあげるために家でできる対処法もあります。
鼻のマッサージをしてあげる
猫の鼻の両脇や、鼻の上から鼻の頭に向かって優しく10回程度さすってあげましょう。
猫の鼻のツボを刺激してあげることで、鼻づまりが楽になることがあります。
くしゃみを誘発させてあげる
ぬるま湯で湿らせたガーゼなどを使い、鼻の周辺を拭いてあげましょう。
鼻を清潔に保ってくれるだけでなく、鼻を刺激されることによってくしゃみが出て鼻の中につまっている鼻水や鼻くそが出てくることがあります。
室内の温度管理
猫の体を温めてあげることはもちろん、室内の温度や湿度にも配慮してあげましょう。
乾燥していたり寒い場所では鼻づまりを起こしやすいため、湿度は50~60%に、室温は25度前後に保ってあげます。
猫の鼻づまりが治らないときは注意!
猫にとって、鼻はいろいろなものの匂いを嗅いで情報収集する大切な器官です。
鼻づまりを起こしてしまえば食べものの匂いがわからなくなり、自然と食欲も落ちていきます。
猫の鼻づまりが一時的なものであれば心配はありませんが、以下のような鼻づまりが見られた場合は、動物病院を受診してください。
- 鼻づまりが数日続いている
- 鼻水が黄色や緑色でネバネバしている
- 鼻血が出ている
- 食欲がない
- いつもより元気がない
まとめ|猫の鼻づまりは対処してあげよう!
今回は、猫の鼻づまりの原因や対処法についてご紹介しました。
猫が鼻をズーズー、ズビズビとしていたり、息苦しそうに口で呼吸をしている姿は見ているほうも何とかしてあげたいと思いますが、一番苦しいのは猫自身。
猫が鼻づまりになってしまったときは、原因を突き止め、きちんと対処してあげましょう。