猫にマッサージをしてあげよう!セラピストが教える本格マッサージ法!

猫のマッサージにはさまざまな方法がありますが、今回はペットセラピストの資格を持つ筆者がリラクゼーションマッサージの方法をご紹介します。

リラクゼーションマッサージといえば、人間ではアロマセラピーによるマッサージが有名ですが、猫にアロマオイルは使用できません。

しかし、アロマウォーター(芳香蒸留水)は使用することができるため、猫にもリラクゼーションマッサージをしてあげることができますよ!

目次

猫にマッサージをすると得られる効果

猫にマッサージをするということは、スキンシップの時間が増えて絆が深まるという利点がありますが、それだけではありません。

効果効能
血流促進血行が良くなり新陳代謝が高まる
リラックス効果触れられることで精神的に安定
病気やケガの早期発見全身を触るため体の異変に気づきやすい

上記の様に、さまざまな効果が期待できます。

猫のリラクゼーションマッサージのやり方

さっそく、猫のリラクゼーションマッサージのやり方をご紹介します。

①全身

■準備するもの

  • 猫に使用できるアロマウォーター
    (ラベンダーウォーター / ローズウォーター / オレンジフラワーウォーターなど)
  • ジェル
  1. アロマウォーターを2倍の量のジェルで薄める
  2. ①を手に取り、軽く手を合わせて体温で温めて全身に塗る
  3. 猫のあごの下に両手を添え、顔を包み込むように香りを嗅がせる
  4. 手のひらで猫の全身を優しく撫でるようなイメージで、頭→首→前足→胴→後ろ足→しっぽの順に擦っていく。
    これを3回~5回ほど繰り返す

②顔周り

  1. あごから右前足の関節まで5回ほど、あごから左前足の関節まで5回ほど擦り、その後両手であごから前足先まで3~5回ほど擦る
  2. 片手を猫のあごの下に添え、もう片方の手で目の間から鼻→頭に向かって10回ほど擦り、その後両手で目の下から耳の後ろまで5回ほど擦る
  3. 耳を人差し指と親指で軽く挟み、耳の裏側を親指で「の」の字を書くように耳の外側に向かって5回ほど擦る
  4. 軽く両手の指を握り、首に第一関節が当たる感じで上から下に指を動かす
  5. 片手は猫のあごの下に添え、もう片方の手で、おでこ→頭頂→後頭部→首上の4ヶ所を指の重さだけで3~5回指圧する

③体

  1. 両手で猫の肩から前足の前側を握るように3回擦り、手を逆にして後ろ側も同じように擦る(※このとき親指は使用しない)
  2. 背骨の少し下のあたりからお尻に向かって、背骨に当たらないように注意しながら指先で「の」の字を書くように3~5回ほど擦る
  3. 背骨の両側を、首からしっぽの付け根まで指の重さだけで3~5回指圧する
  4. 猫を横に寝かせ、手のひらで胸元からお腹の下まで数回擦る
  5. 猫を寝かせたまま前足と後ろ足をそれぞれ持ち、1回体を伸ばす
  6. 後ろ足の前側を握るように3回擦り、手を逆にして後ろ側も同じように擦る
  7. しっぽを握るように、付け根からしっぽの先まで10回ほど擦る
  8. 手のひらで猫の全身を優しく撫でるようなイメージで、頭→首→前足→胴→後ろ足→しっぽへ3回~5回ほど擦って終了

↑アロマウォーターを使わない簡易的なマッサージはこちら

猫にマッサージをするときの注意点

猫にマッサージをする際に、注意しなければいけないこともあります。

  • 猫が嫌がっているとき・体調が悪いときは行わない
  • マッサージの時間は10~15分程度にする
  • 悪性の腫瘍・進行性の腫瘍がある猫は獣医師に相談してから
  • 強い力を使わない
  • アロマオイルは使用しない

また、力加減に気を付けているのにマッサージの最中に痛そうな様子が見られた場合は、ケガや病気などで何らかの痛みを抱えていることもあるため、早めに動物病院を受診するようにしてください。

まとめ|猫にマッサージをしてあげよう!

今回は、リラクゼーションマッサージのやり方をご紹介しました。

猫のマッサージをしてくれるサロンもありますが、せっかくなら大好きな飼い主さんにしてもらったほうが猫の満足度も違います。

猫のマッサージは健康維持や老化防止にも役立つため、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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