猫をケージで寝かせる4つの理由

猫を飼っているみなさん、猫と一緒に眠ったことはありますか?
猫の静かな寝息と安らかな寝顔を見ながら、ぴったりと寄り添って眠るのは最高の幸せ・・・。

しかし、『就寝時は猫をケージに入れること』が推奨されているんです。
今回はその4つの理由をご紹介していきます。

特に現在“猫と一緒に就寝している”という人は最後までご覧いただき、ご一考頂きたいと思います。

目次

猫をケージで寝かせるメリット

まず『猫をケージで寝かせるメリット』についてご紹介します。

【猫をケージで寝かせるメリット】

  • リラックスできる猫専用スペース
  • 夜の運動会による飼い主のストレス軽減
  • 事故の防止
  • 災害時等の安全確保

リラックスできる猫専用スペース

ケージ内は人間の生活スペースと隔絶された“猫専用”のスペースです。
猫が自分だけの場所を持つことによって、一人になりたいときに活用することができます。

普段からケージを設置し、扉を開けておくことで猫は自由に行き来し、使いたいときに使うという選択ができるんです。

猫がケージになれないうちは、ケージ内でご飯を食べさせることを習慣化すると、比較的早く慣れます。

夜の運動会による飼い主のストレス軽減

猫は深夜に人が寝静まった頃、走り回って“夜の運動会”をすることがあります。
これは多くの猫にみられる行動ですので、深夜の物音にお困りの人もいるのではないでしょうか?

夜の運動会は夜間人が就寝する間、猫をケージの中に入れておくことで少なからず軽減することが出来ます。
猫の活動範囲を制限するため、ものを落としたり壊したりすることもありません。

また、ケージ内にマットを敷いて消音し、物音を軽減することもできます。

事故の防止

飼い主の目が届かない夜間、猫をケージに入れておくことで、猫の誤飲や怪我など事故を未然に防ぐことができます。
(もちろん、猫を飼っている家では猫にとって危険なものが手の届くところにないよう、配慮されているとは思いますが!)

しかし、もしものことを考えて安全なケージ内にいてもらうのが最も安心です。
これは夜間だけでなく、飼い主が外出しているときも同様のことが言えます。

日中、長い時間家を空ける場合はかわいそうに思われるかもしれませんが、猫の安全にはかえられません。

猫と一緒にベッドで寝ていて、布団におしっこをする癖がついてしまった猫もいるそうです・・・。

災害時等の安全確保

猫にとって安全であるよう配慮された家であっても、もしものときには安全とは言い切れません。

地震や台風などの災害、または空き巣などの何らかの事件に巻き込まれたとき、家のドアや窓が開け放たれてしまった場合、混乱した猫が脱走してしまう可能性があります。

ましてや飼い主さんが外出している時や就寝時に災害や事件が発生してしまうと猫の不安は計り知れませんよね・・・。

ですので、災害や事件の混乱の中、猫の安全を確保しておくためにはケージの活用がおすすめです。

ケージ内に常時キャリーケースを置いておくと、寝床として使いキャリーケースを嫌がらなくなるのでこちらもおすすめです!

猫をケージで寝かせるデメリット

これまで4つのメリットをご紹介してきましたが、『猫をケージで寝かせるデメリット』も考えておかなければいけません。

【猫をケージで寝かせるデメリット】

  • ストレス
  • スキンシップの機会が減る

ストレス

ケージを使うことで最も懸念されるのは、猫の“ストレス”ではないでしょうか。
確かに活動範囲を制限されることは猫にとってストレスになります。

ただし、猫がケージという空間に慣れ親しみ、“ケージは安心できる場所”と認識させることができれば、このストレスも軽減することが可能です。

また、ケージ外に出せる時間は思う存分自由にさせたり、運動させることでストレスを解消してもらう事がとても重要です。

ケージでリラックス!

スキンシップの機会が減る

寝る直前や起床直後、猫が側にいないことでスキンシップの機会は減ってしまいます。
だからこそ、一緒にいられる時間はブラッシングや遊びを通して、たくさんスキンシップをすることをおすすめします。

まとめ|猫をケージで寝かせるという選択

今回は『猫をケージで寝かせること』について、メリットとデメリットをご紹介しました。

猫を想うからこそ、飼い主は様々なことで悩みます。
その大きな悩みの一つとも言える“ケージ”についての問題、みなさんはどう思われましたか?

必ずしも正解があるわけではなく、猫の性格や状況に応じて、猫にとって最適な生活環境は異なります。
ただ猫にとって何が一番幸せかを考える上で、『猫をケージで寝かせる』という選択肢があるということは一度検討していただけると幸いです。

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