猫はトイレにこだわりがあります。トイレが気に入らないと排泄を我慢してしまう猫もいるため、猫のためにもトイレ環境を整えてあげたいものですね。
そこで今回は、猫にとって快適なトイレ作りの大切なポイントをご紹介します。
猫が落ち着いて排泄ができるように理想のトイレを作ってあげましょう!
猫のトイレのサイズは大丈夫?
猫のトイレのサイズを気にしたことはありますか?猫が快適に排泄ができるようにトイレのサイズをもう一度見直してみましょう。
猫の理想のトイレサイズ
猫にとって理想のトイレのサイズは、猫の首からしっぽの付け根の長さの1.5倍以上です。
猫はトイレに入って方向転換を行うことがあるため、無理なく体の向きを変えられるようなゆったりしたサイズのトイレにしてあげましょう。
また、猫は成猫になっても成長しているため、成長に合わせてトイレのサイズを見直してあげなければいけません。
深さも大切
猫は排泄のあとに砂かきを行います。そのため、猫砂がたくさん入る十分な深さのトイレであることが理想的です。
トイレが浅すぎると、猫砂がすぐになくなって底が出てきてしまうため、猫は満足な砂かきができません。
まったく砂かきをしない猫であれば、猫砂が好みではないことも考えられるので猫砂も見直してあげましょう。
猫のトイレの形は大丈夫?
猫のトイレの形にはさまざまなものがありますが、それぞれ猫に合う合わないがあります。
ドーム型トイレ
ドーム型のトイレは砂の飛び散りが少なくニオイも広がりにくいため、使用している人は多いのではないでしょうか。
ドーム型のトイレの中は薄暗く狭い空間なので、猫によっては落ち着いてトイレができますが、体があちこちに当たりやすいため体の大きな猫や砂かきをたくさんしたい猫には向いていません。
また、トイレ内にニオイがこもりやすく排泄しても気づきにくいため、いつまでも汚れたトイレになりやすいことや、猫の排泄の様子を観察しにくいので注意が必要です。
オープン型トイレ
猫は暗くて狭い場所を好む生きものですが、排泄時は別です。無防備になる排泄中は見通しの良い場所で周りを観察し、何かあればすぐに逃げ出せるようにオープンな場所をトイレに選ぶ傾向にあります。
そのため、オープン型のトイレのほうが猫にとっては理想的な排泄場所と言えるでしょう。また、オープン型のトイレであれば排泄物に気づきやすく、すぐに片付けてあげることもできますね。
トイレの入口も配慮して!
猫のトイレのサイズや形だけでなく、入口にも配慮が必要です。
若くて元気な猫であれば、トイレの入口が高くてもピョンと入ることができますが、できれば入口は猫が出入りがしやすい低めの設計のものにしてあげましょう。
特に子猫や老猫では、ちょっとした段差でも躊躇してトイレに入らず排泄を我慢してしまうこともあるため、スロープやステップをつけてあげるなどの工夫も必要です。
最近では、滑り止めや砂落とし機能のある猫用スロープも販売されていますよ!
まとめ|猫にとって快適で理想のトイレにしてあげよう
猫はきれい好きでこだわりの強い生きものです。だからこそ、トイレに対するこだわりも半端ないです!
トイレを清潔に保つことはもちろんですが、快適に排泄ができるトイレにしてあげることで猫の満足度もアップすることでしょう。
猫の目線で考え、その猫に合った理想のトイレを作ってあげてくださいね。