現在、猫は完全室内飼育が推奨されています。
とは言え、猫はお外が大好き!隙あらば脱走しようと企んでいるものです。
脱走されてしまうと迷子になって帰ってこなかったりと、飼い主としてみれば気が気ではありませんね。
そこで今回は、猫が迷子になる理由や対策方法をご紹介します。
猫の習性や気持ちを知って、脱走させない・迷子にさせないように気を付けてあげましょう。
猫が脱走する理由は?
猫は脱走する習性があると言いますが…そもそも、なぜ猫は脱走するのでしょうか?
外に興味がある
猫は好奇心旺盛な生きものです。普段の家の中だけでなく、外の世界を見たいという好奇心があります。
また、窓の外に見える鳥や小動物を捕まえたいという狩猟本能も働き、脱走したくなってしまうのです。
発情期
猫は年に2~3回の発情期があります。
避妊・去勢手術をしていれば発情期に大暴れすることはありませんが、それでも外から聞こえてくるほかの猫のお誘いの声は魅力的。
発情期にメス猫の出すフェロモンは数キロ先まで届くとも言われており、オス猫がその匂いを嗅いで外に出たい衝動に駆られてしまうといった、発情期も脱走する理由の1つです。
家の中がストレス
- 引っ越しをした
- 模様替えをした
- 同居ペットが増えた
- 家族が増えた
- 家のそばで大きな音がする工事が始まった
- 家の中がうるさくなった
猫は繊細な心の持ち主で、ちょっとした環境の変化も苦手です。
例えば上記のようなことがストレスとなり、家から脱走してしまうことがあります。
猫が迷子になる理由は?
では、脱走してしまった猫が帰ってこれずに迷子になってしまう理由はどんなことがあるのでしょうか。
帰り道がわからなくなった
猫には帰巣本能がありますが、ほとんど家から出たことのない室内飼いの猫に帰巣本能を求めるのは無理な話です。
脱走して自由に遊んだはいいけれど、どう帰ればいいかわからなくなってしまい、結果迷子になってしまうのです。
誰かに捕獲された
迷子になった猫を、野良猫や捨て猫だと思って捕獲されてしまうということも十分に考えれます。
心優しい猫好きの人に保護されることもありますが、そうでないことも・・・。
虐待を目的にしている人や、保健所や愛護センターの職員などに捕獲されてしまったら、猫が帰ってきたくても帰ってこれません。
事故にあった
こちらもあまり考えたくはないことですが、迷子になったのではなく事故にあっていたということもあります。
猫はびっくりすると体が硬直してしまうため、車に遭遇しても上手に逃げられずに交通事故にあってしまうことが意外と多いです。
「路上死猫のデータ」を見ると、その数は毎年1~2万頭とも。そう考えると、脱走しても無事に帰ってくることを願わずにはいられませんね。
子猫のへや「猫を放し飼いにしてはいけない理由」へのリンクはこちら
いずれにしても大変な事ですよね・・・。早く見つけてあげる事が猫の生命を守ることにつながります。
猫が迷子にならないための対策方法!
猫が迷子になる理由を見ると、脱走させないことはもちろんですが、迷子にさせないようにしたいものですね。
ここでは猫が迷子にならないための対策方法を見ていきましょう。
猫のストレスを最小限に
何と言っても、猫が脱走しないように猫のストレスは最小限にしましょう。
- 十分な上下運動ができるスペースを作る
- たくさん遊んであげる
- なるべく環境を変えないように配慮する
- 落ち着いて静かにすごせる場所を作る
- 避妊・去勢手術をして発情期のストレスを減らす
など、ストレスを軽減・解消できる方法を考えてあげることが大切です。
窓やドアはしっかり閉める
いくら満足していても、猫が外に出たくなるのは仕方のないことです。窓やドアなどはしっかり閉めておきましょう。
猫は器用に扉を開けてしまうことがあるため、ドアストッパーや網戸ストッパーなどを活用してください。
迷子札やマイクロチップを装着する
普段から迷子札やマイクロチップを装着しておきましょう。
万が一脱走して迷子になってしまっても、迷子札をつけていれば猫をみつけた人が連絡してきてくれるかもしれません。
また、マイクロチップであれば外れてしまう心配もなく、保健所や愛護センターに収容されてしまっても飼い主を特定して連絡してきてくれるので安心です。
まとめ|猫が迷子にならないように対策をしておこう
今回は、猫が迷子になる理由と対策方法についてご紹介しました。
1度脱走して迷子になってしまうと、猫を探すのはなかなか大変なことで、迷子になれば心配もつきません。
そうならないように、しっかり対策をしておきましょう。