きれい好きな猫は自分で体のお手入れをするため、こまめなシャンプーは必要ありません。
しかし、どうしても猫にシャンプーをしなければいけないときもありますよね。
そんなとき、どうすればいいかわからなくて困る人もいるのではないでしょうか。
正しいシャンプーのやり方や頻度を知って、必要なときはきちんとシャンプーをしてあげましょう。
猫のシャンプーの頻度は?
猫にシャンプーをする場合、短毛種と長毛種では行う頻度が異なります。
かなり汚れてしまったときや、猫の体に害のある物質が付いてしまったときはその都度シャンプーすることが重要ですが、普段はどれくらいの頻度で行うものなのでしょうか。
室内飼いの短毛種の猫は必要ない
基本的に完全室内飼いの短毛種の猫であれば、普段からブラッシングをしていればシャンプーは必要ありません。
どうしてもシャンプーが必要となった場合に限り、年に1~2回程度にとどめてシャンプーを行ってください。
また、外に遊びに出ることのある猫の場合は、月に1回程度のシャンプーが必要になります。
長毛種の猫は月に1~2回が目安
長毛種の猫では、室内飼いであっても月に1~2回のシャンプーが必要です。
普段からブラッシングをしていても、取り切れない汚れや死毛があります。毛球症や皮膚炎などの予防のためにも定期的にシャンプーを行いましょう。
猫のシャンプーのやり方
ここでは、実際に猫にシャンプーをする際、どのように行えばいいのか見ていきましょう。
準備するもの
- 猫専用シャンプー・リンス
- ブラシやクシ
- ドライヤー
- タオル
皮膚の薄い猫にとって、人間用のシャンプーは刺激が強すぎたり皮膚荒れの原因となるため、必ず猫専用のシャンプーやリンスを用意してください。
また、シャンプー前に猫のブラッシングを行い、毛のもつれをほぐしておきます。できれば爪切りも行っておくと暴れてしまった場合でも飼い主さんが安全です。
シャンプーのやり方
- シャワーでお尻側から首筋に向かって濡らしていく。顔を濡らすときは頭の後ろのほうから少しずつ
- 背中から全身にシャンプーかけ、爪を立てず優しくマッサージをするように全身を洗う
- 肛門やしっぽまわり、足先など汚れやすい部分を念入りに洗う
- 濡らしたコットンやガーゼなどで顔の汚れを拭く
- 背中からすすいでシャンプーを完全に落とす
- 軽く水を切ったら、リンスを全身になじませる
- 背中からしっかりすすいでいく
- 猫の全身をタオルで包みこみ、水分を取る
- 目の汚れや耳に残っている水分をコットンなどで拭き取る
- 猫から30cmほど離した位置からドライヤーの風を当て、ブラシやクシを使って毛をとかしながらしっかり乾かす
- 完全に乾いたら、ブラシやクシで毛並みを整える
猫にシャンプーするときの注意点
猫にシャンプーをする際の注意点もご紹介します。
お湯の温度
猫にかけるお湯の温度は35~36℃のぬるま湯にしてください。また、冬場や寒いときでは37~38℃にするといいでしょう。
人間にとってはかなりぬるく感じる温度ですが、猫にとっては適温になります。
ドライヤーで乾かすときは
猫にドライヤーを当てる際は低温に設定し、自分の手で風の熱さを確認するほか、体の同じ場所にずっと風が当たらないように注意しましょう。
また、老猫の体を乾かす場合は最初に心臓のある胸の部分から乾かします。
体調が悪いときはシャンプーをしない
猫にとって全身のシャンプーは、体力を消耗する行為です。
体調が悪そうなときは無理にシャンプーをしないようにしましょう。
まとめ|猫のシャンプーのやり方を知っておこう!
猫に過度なシャンプーは必要ありませんが、シャンプーが必要な場合もあります。
シャンプーのやり方や注意点を知っておけば、いざというときに困ることはありませんね。
とは言え、猫は本来体が水に濡れることを嫌がるため、暴れてしまって自分では難しいと思うことも。
そんなときは無理せず、トリミングサロンなどを利用するのも1つの方法ですよ!