キャットタワーがくさい!
変な臭いがするけど大丈夫なの?
キャットタワーのにおいに悩まされる飼い主さんは少なくありません。
においの原因は様々ありますが、中には化学物質に起因するにおいもあり健康を害する危険性も・・・。
猫ちゃんがストレスフリーで快適な生活を送れるために設置したキャットタワーがストレスの元になるのは悲しいですよね。
そんな事態をさけるためにはキャットタワーのにおいの原因を知り、購入前にポイントをチェックすることが唯一の対策です。
そこで今回はキャットタワーのにおいの原因と、天竜キャットタワーが全くにおわない理由を解説しました!
臭いキャットタワーと臭くないキャットタワー、どちらも確たる理由がありますので早速確認していきましょう。
キャットタワーのにおいの原因
キャットタワーのにおいの主な原因としては以下の4つが挙げられます。
- ロープの油
- 塗料の溶剤
- 接着剤の溶剤
- カビや汚れ
定期的なメンテナンスを行ってもどうしようもない項目もあるため、商品選びの段階で注意しましょう。
ロープの油が臭い
ロープを編む際に使用される紡績油がキャットタワーの「変なにおい」の大きな要因のひとつです。
紡績油は繊維からロープを編む際の摩擦を減らし、繊維を切れづらくするために使用されます。
そのほかにも潤滑油の役割を果たし、繊維を編みやすくする効果や、静電気を防止して編みかけのロープが絡まりづらくする目的など、製造時には大きな役割を果たしてくれるものです。
そんな紡績油ですが、完成品に独特な油のにおいが残ってしまう大きなデメリットが・・・。
製造後の処理として洗剤による洗浄の工程を踏むロープが大多数ですが、油の匂いは完全には除去できておらず、結果として「キャットタワーのロープが臭い」という事に繋がってしまうケースが多数発生しているようです。
けっして悪い役割を持っているわけではないのですが、生活する上で常に油臭がするのは気が滅入ってしまいますね。
塗料の溶剤が臭い
塗料の溶剤は木材を保護するための保護剤や、着色剤、その他木材の見た目や耐久性を向上させる成分を混ぜ合わせる為に使われるものです。
一般的な有機溶剤はシンナーとも呼ばれており、その鼻を衝くにおいや身体への悪影響で有名ですよね。
中でも酢酸ブチルや酢酸エチルなどのエステル系の溶剤は特に強いにおいを発する特徴があります。
エステル系の溶剤は安価で溶解性が高いため、少量で多くの物質を溶かせることから多くの塗料で使用されているものです。
主に屋内に設置するキャットタワーにエステル系溶剤などのにおいの強い溶剤が使用されている場合、それが原因でキャットタワーが臭くなるのはもちろん、臭気が身体に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。
溶剤も塗料にはなくてはならないものですが、環境や身体にやさしいものを選びたいものです。
接着剤の溶剤
接着剤の溶剤も塗料とほぼ同じものが使用されていますので、同じように強いにおいを発するものが多いです。
とはいえ、キャットタワーのロープを接着する際には接着剤やタッカーの針が必要不可欠。
タッカーの針が多すぎるとほつれた際にケガの原因となり、接着剤のモノによっては溶剤のにおいがきついというデメリットがあります。
いずれにしても安全性が損なわれることとなりますので、購入前にロープの接着方法をしっかりチェックしましょう。
タッカーの針が多いかどうかは目視では確認できない部分でもありますので、定期的にメンテナンスをする時に逐一確認するようにしましょう!
カビ・汚れ
製造過程で使用する化学物質以外にも、内部にカビが生えていたり汚れが付着していることもにおいの原因になってしまいます。
高温多湿の環境にキャットタワーを設置している場合や、お手入れができなかった期間が長かったことなどがカビや汚れの原因です。
しかし、設置している環境やお手入れを行わなかったことだけがカビや汚れに繋がるというわけではありません。
国外生産の製品の中には粗悪な環境で保管されており、日本に輸入されるタイミングで既に内部の木材にカビが生えてしまっている製品や、そもそもお手入れがし辛い合板などの素材が使用されている場合も。
猫と飼い主さんが安心してキャットタワーのある生活を送るためには、やはり最初の商品選びと定期的なメンテナンスが重要です。
天竜キャットタワーが臭くない理由
- ノンオイルサイザル麻ロープ
- 自然系塗料
- おなじみの接着剤
- お手入れがしやすく調湿性のある木材
天竜キャットタワーはこだわりの国産素材を使用し、すべての製品を手作りで生産しているため嫌なにおいが一切しません。
猫と飼い主さんが嫌なにおいとは無縁の快適な生活が送れる秘密を紹介します!
ノンオイルサイザル麻ロープ
天竜キャットタワーはノンオイルのサイザル麻ロープを使用しているため油のにおいが一切しません。
ノンオイルとは、紡績油を使用せず水だけで編み上げられた製品という事です。
サイザル麻ロープは一般的な麻ロープより太くて丈夫で耐久性が高い特長があり、猫がバリバリ爪とぎしてもすぐほつれたりはしません。
とはいっても、一般的なキャットタワーに使われている普通の麻ロープでも、爪とぎや激しい運動を想定して作られているためある程度の耐久性は担保されています。
しかしそれは紡績油をふんだんに使い、製造時の繊維にかかるダメージを軽減させているからに他なりません。
原料のサイザル麻は繊維が強く、水のみで編む事ができるため、油を使わないノンオイルのロープを作る事ができます。
だから、ロープに油を使用している一般的なキャットタワーと比べて天竜キャットタワーは全く油臭くないんです!
こだわりの自然系塗料
天竜キャットタワーの中板に使用している塗料は、安心安全の自然系浸透型塗料「VATON」です。
自然界に存在している物質のみを使用している「自然系塗料」なので、身体にも環境にも安心安全という特徴があります。
使用している溶剤もまた自然由来の炭化水素系溶剤であるため鼻を衝くような嫌なにおいを感じさせません。
また、建築基準法で定められているホルムアルデヒドの発散量に応じた格付けでは、最上位のF☆☆☆☆(エフフォースター)の認定を受けた製品です。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因となり、目や喉の痛み、原因不明の頭痛や倦怠感を引き起こす要因にもなっています。
低臭タイプの塗料であることはもちろん、猫が舐めても悪影響のない塗料を使用した天竜キャットタワーは安全。だから安心できる製品なんです。
接着剤はおなじみのアレ
天竜キャットタワーで使用している接着剤はおなじみのセメダイン(木工用)です。
DIYをする方にはもちろん、保育園や小学校でも工作の時間に使われているおなじみの白い液体の接着剤のアレです。
私も当時は何気なく使っていましたが実はアレ、知れば知るほどすごい製品に仕上がっています・・・。
- 有機溶剤不使用
- 劇物・毒物不使用
- F☆☆☆☆
セメダインやボンドのような白色の接着剤の正式名称を「酢酸ビニル樹脂系エマルション形接着剤」と言い、その原材料は酢酸ビニル樹脂成分と水だけの水性接着剤なので、そもそも溶剤は不要で毒物や劇物が入り込む余地がありません。
酢酸ビニル樹脂はチューインガムの原材料にも使われているので、乾燥後は万が一口に入ってしまっても安心。
流石に飲み込んでしまったりすると腸閉塞などの原因となりえますが、普段使用する分にはそのような危険性は少ないでしょう。
また、酢酸ビニル樹脂はホルムアルデヒドを放散しませんので当然のようにF☆☆☆☆認定を受けている製品です。
ですので、木工用のセメダインやボンド、それらが使われている製品をこれからも安心して使用してくださいね。
お手入れがしやすく調湿作用のある素材
名前にも表れているように、天竜キャットタワーはこだわりの高級木材「天竜材」を無垢で使用しています。
天竜材は一般的な木材よりも油分が豊富で汚れを含む水分を弾くため、サッと拭くだけで汚れを落とす事ができるんです!
前述したVATONで浸透塗装を施しているため、汚れを含む水分が木材内部に浸透する心配もありません。
だから「汚れが残っているからキャットタワーが臭い」事とは無縁な製品に仕上がっています。
また、無垢材は調湿作用があるため、湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は水分を放出する特徴がある木材です。
これにより部屋全体の湿度を下げ、そもそもカビ胞子が育たない環境を実現させてくれるため、カビのにおいに悩まされることもありません。
無垢材の詳しい性能や特徴は下記の記事にまとめましたので、合わせて読んでみてください!
まとめ|天竜キャットタワーはにおいにもこだわる
キャットタワーのにおいの原因を解説しました。
カビや汚れはこまめに清掃、メンテナンスをすることにより対策できますが、製造時についたにおいに関してはどうしようもありません。
対策としてはにおいの原因を知り、そのキャットタワーがどういう風に作られているかを念入りにチェックすることが大切です。
天竜キャットタワーでは制作方法や素材などの特徴をお客様にきちんと判断して頂けるよう、各パーツ毎に紹介させて頂いております。
耐久性や安全性はもちろん、見た目、そしてにおいにもこだわりをもち、それらの機能性や根拠をオープンに公開していく事もまた、天竜キャットタワーのこだわりのひとつです。
いやなにおいがせず、むしろ木の香りやぬくもりが感じられる唯一の天竜キャットタワーで、猫ちゃんとの生活をより素敵なものにしてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました。