天竜キャットタワーの芯材は国産の紙管を使用!

紙管ってなに?

猫が乗っても強度は大丈夫?

普段聞きなれない「紙管(しかん)」ですが、実は身の回りにたくさん溢れているものなんです!

でも、ラップの芯みたいなのでキャットタワーを支えられるの・・・?

そんなごもっともな疑問にお答えするべく、今回は天竜キャットタワーで使用する「紙管」についてご紹介します。

紙管がどういったものなのか、なぜ紙管を使用しているのかを知って頂ければ、天竜キャットタワーが安心安全だとご理解頂けること間違いなしです!

目次

紙管とは

天竜キャットタワーで使用している紙管とハリマ店長

紙管とは、文字通り紙で作られた管(くだ)のことです。

身近な例ではトイレットペーパーの芯やガムテープ、サランラップなどの芯によく使われていますよね!

天竜キャットタワーではそれらを更に強くした、厚さ4.5mm、直径約8cmの極太紙管を使用しています。

紙管の強み

  • 高い耐久性
  • 超軽量素材
  • 比較的安価

紙管は衝撃に強く復元力が高い特長があります。
特に縦軸の耐久性が強く、別方向からの力が加わらなければ人間が上に載ってもビクともしません。

また、一般的な芯材の中ではダントツの軽さを誇りますので、持ち運びの際やパーツの組み立ての際にも簡単に取り扱う事ができます。

そのため、重さによる輸送コストを減らすことができ、ご自宅に届いたパーツを組み立てる際の負担を減らしてくれるんです!

耐久性があるのに軽量。そんな紙管だからこそ、天竜キャットタワーの背骨とも言える芯材に抜擢されました。

紙管の弱み

  • 水に弱い
  • 横からの衝撃に弱い

いくら耐久性が強いとはいえ紙管は紙でできているため、大量の水がかかるとふやけてしまい、持ち前の耐久性がなくなってしまう弱みがあります。

また、縦方向に厚紙を巻き上げているため横から大きな力が加わると転倒や破損に繋がってしまう事も弱みの一つです。

天竜キャットタワーは爪とぎ用の太さ10mmの極太サイザル麻ロープを隙間なく巻き付ける事によって、紙管の弱点である耐水性の無さ・横からの衝撃に弱い点を克服しています。

万が一水がこぼれてしまっても平気ですし、猫が支柱に体当たりしても耐久性には全く問題ありません!

水洗いを試みようと浴槽に沈めたり、人間の体重で横軸に座ったりといった場合には紙管本来の耐久性が損なわれてしまう恐れがある事には注意が必要です。

紙管以外の芯材は?

天竜キャットタワーでは上記のような理由から紙管を使う選択をしましたが、採用されなかった芯材も理由と共にご紹介します。

金属製芯材

一つ目は金属製の芯材です。
紙管同様、中が空洞の管になっている特徴があります。

・耐久性がどの素材よりもはるかに高い
・耐水性も同様に高い

・とても重い
・熱伝導率が高く、木のぬくもりが失われる
・価格が高い

一口に金属製の芯材と言っても鉄やアルミ、ステンレスなどその種類は様々で、紙管よりもはるかに耐久性があります。

しかし、金属製の素材は原料が高価であるのみならず、ずっしりとした重さがあるため配送コストも割高に・・・。

ステンレスのような素材は軽くて丈夫な素材ではありますが、その熱伝導率の高さは天竜キャットタワーの醍醐味である「生きた木のぬくもり」を封殺してしまうという結論が出てしまったため採用を見送りました。

木製芯材

次に木製の芯材です。

紙管や金属芯材とは違い、中が詰まっている丸太のような特徴があります。

・耐久性が高い
・熱伝導率が低い

・やや耐水性がある

・重い
・中心がとり辛く、水平直角にならない
・壊れる素材の割に高価格

木製の芯材は紙管と比べて耐久性が高く、金属と比べて熱伝導率が格段に低いため温かみがあるという特長があります。

しかし、木製の芯材は紙管と比べて素材のバラつきがあるため中心がとり辛く、試作段階でキャットタワーのバランスが歪んでしまうこともしばしば・・・。

天板や土台には自慢の天竜無垢材を使用している事から、支柱にも木製の芯材を使用したいと考えていましたが安全を第一に考え、紙管の芯材を採用するに至りました。

天竜キャットタワーで使用するこだわりの紙管

天竜キャットタワーで使用する紙管は、紙管だけを製造し続け75年の老舗「日本紙管工業株式会社」から卸しています。

日本紙管工業株式会社はラップの芯から工業炉のアタッチメント部分まで、紙管が使用される場面では引っ張りだこの企業です。

天竜キャットタワーの芯材を選定する際には強度やサイズ、コストに至るまで担当者と綿密な打ち合わせを繰り返し、現在使用している紙管にたどり着きました。

純国産品で紙管の専門家が手掛けているから、天竜キャットタワーの芯材は安心安全と自信をもって断言できるんです!

環境にも優しい紙管

また、天竜キャットタワーは木材はもちろん、塗料から接着剤に至るまで環境に優しいものを使用するこだわりがあります。

芯材ももちろん同様。紙管を採用するに至った決め手の一つが日本紙管工業株式会社が掲げる「循環型社会の形成」は、まさに天竜キャットタワーのこだわりにぴったりでした!

当社がお客様にお届けしている紙管は古紙を原料とした100%再生紙製品です。使用済み紙管は回収され、再び資源へと戻ります。豊かな自然を少しでも将来に残すため、限りある資源を有効活用し、価値ある商品を造り続けていきます。

日本紙管工業株式会社ー循環型社会

金属製や木製の芯材ではなかなか難しい課題でも、日本紙管工業株式会社が手掛ける紙管なら実現できたんです。

にゃんこ100%はこれからも飼い主さんや猫ちゃんにとって安心安全なだけではなく、環境にも優しい製品を作り続けて参ります。

まとめ|天竜キャットタワーは国産の頑丈な紙管を使用

天竜キャットタワーの支柱を支える芯材には、国産の極太紙管を使用しています!

だから軽くて丈夫で安心。低コストな上に環境にも優しい支柱に仕上がりました。

また、紙管の弱点である耐水性の弱さや、横からの衝撃に弱い点を工夫によりある程度克服していますので、天竜キャットタワーは猫ちゃんが思いっきり遊んでもビクともしません!

(とはいえ前述した通り、支柱をまるごと水につけたり、人間の体重で横から乗ってしまったりすると破損の原因となりますのでご注意ください。)

紙管という聞きなれない素材に不安を感じていた方も、素材を知る事によりご安心頂けたのではないでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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