猫を見ていると耳を器用に動かし、ときにはイカのヒレのような形になっていることはありませんか?
「イカ耳」とも呼ばれる猫の耳ですが、一体どんな意味があるのでしょうか。
そこで今回は、イカ耳の意味についてご紹介します、
猫の耳で気持ちがわかる?
そもそも、猫の耳にはどんな役割があるのでしょうか。実は音を聞き取ることだけでなく、平衝感覚や体温調整などの役割もある重要な器官です。
更に猫の耳には発達した筋肉があることから、自在に動かして自分の気持ちを伝えるという感情表現をすることも。
猫はさまざまなしぐさで自分の気持ちを伝えてくれますが、耳も見逃してはいけない場所なのです。
猫のイカ耳からわかることは?イカ耳の意味を知ろう
では、猫がイカ耳をしているときはどんな意味があるのでしょうか。
怒ってる!
猫が怒っているときやイライラしているときはイカ耳になります。怒りの度合いによっては歯をむき出しにして威嚇することも。
いつ攻撃に転じてもおかしくはない状態で、できればそっとしておいてあげましょう。
不満!
猫は不満を感じるとイカ耳になることがあります。
不満の種類はさまざまでかまってもらえなかったり、おやつがもらえなかったりなど不満材料はたくさん!
不満なことがあるときはイカ耳になるだけでなく、表情がブスッとしていたり明らかに機嫌が悪そうなしぐさを見ることができるでしょう。
怖い!不安!
猫のイカ耳は、怖いと感じているときや不安に感じているときにも見られます。このときのイカ耳は、いつものイカ耳よりも更に伏せた状態で、体も小さくしていることが多いです。
また、体調が悪くて、体の違和感から不安を感じてイカ耳をしていることもあるため、様子が少しでもおかしいと感じたときは動物病院を受診してください。
集中して耳を澄ませている
猫がイカ耳をしているのは、悪いことばかりではありません。何かの気配を感じたり、気になる音が聞こえるときもイカ耳になることがあります。
猫の耳はパラボラアンテナのように音を集めることができるため、より聞き取りやすくなるようにイカ耳にしているのです。
猫はリラックスしていてもイカ耳になる?
猫によっては、リラックスしているときに少しだけイカ耳になってしまうこともあります。
おやつを食べているときや毛づくろいをしているときなど、うっとりした表情を浮かべながらイカ耳になっているときはリラックスしているときでしょう。
まとめ|イカ耳になっているときは猫の気持ちを察してあげよう
今回は、猫のイカ耳の意味についてご紹介しました。
猫がイカ耳をしている姿は可愛らしいですが、意味を知るとマイナスなことが多いですね。不機嫌や怒りからのイカ耳では、猫がどうしてイカ耳をしているか考え、その原因となるものを取り除いてあげなければいけません。
猫の気持ちを知るためにも、しぐさや鳴き声だけでなく、耳の形にも注目してあげてくださいね。